家庭の掃除機で壁を登れるスパイダーマン装置が開発される

スパイダーマンのようなクモの能力や、わずかな凹凸を手がかりに体を持ち上げるクライミング能力がなくてもビルの外壁を登れる装置を作った人がいるそうです。装置には家庭にあるような普通の掃除機が使われていて、その吸引力で壁を登れるようになっています。

詳細は以下から。
So long suckers! Human fly scales wall using two vacuum cleaners he bought at Tesco | Mail Online

体重約76kgのJem Stansfieldさんは、自分の体を持ち上げられる吸着力を発揮する装置を大手スーパーで購入した掃除機から作りあげたそうです。

装置の説明をするStansfieldさんのムービー。
YouTube - 'Spiderman' Vacuum Gloves Part 1 - Bang Goes the Theory - BBC One

掃除機が動力でもうまく密閉空間を作ればかなりの吸着力を発揮します。

掃除機を使って吸着させたパッドからぶらさがって装置の能力を示すStansfieldさん。

これが完成品。掃除機のホースをつないだ「バキュームグローブ」と呼ばれるパッドを壁に押しつけて使います。

壁を登るStansfieldさん。ホースが目立つため、見た目はスパイダーマンというよりはドクター・オクトパスに近い。

実際に壁を登ったときの様子を撮影したムービー。
YouTube - 'Spiderman' Vacuum Gloves Part 2 - Bang Goes the Theory - BBC One

Stansfieldさんは「今回の発明で、何かを理解するということは自分の役に立つということを子ども達に教えられる」と語っており、次はコーヒー豆でロンドンからマンチェスターまで走れる自動車を作りたいと思っているそうです。