「時をかける少女」映画3作品を一挙に上映する「時かけ映画祭」、2月27日開催
2010年3月13日(土)から新宿ピカデリーなどで映画「時をかける少女」が公開されます。筒井康隆の同名小説を原作としたこの作品は、これまでに映画、ドラマなどで何度も映像化されていますが、映画の公開を記念して数ある「時かけ」の中から代表的な映画3作品を上映する「時かけ映画祭」が開催されることになりました。
詳細は以下から。
stylejam:時をかける少女
「時をかける少女」は1965年から66年にかけて筒井康隆が発表したジュブナイル小説で、これまでに複数回の映画化、ドラマ化、マンガ化などが行われている人気作品です。
今回のイベント「時かけ映画祭」で上映されるのは、1983年の原田知世主演・大林宣彦監督の映画、2006年の細田守監督によるアニメ映画、そして3月13日から公開となる仲里依紗主演・谷口正晃監督の映画という3タイトル。
1983年の映画は当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった映画プロデューサー・角川春樹が製作したもの。角川氏が前年に公開された映画「転校生」(原作は児童文学「おれがあいつであいつがおれで」)を気に入ってオファーをかけたそうで、監督は同作の大林宣彦が務めています。主演の原田知世は1982年に「角川映画大型新人募集」特別賞を受賞して芸能界入り、ドラマ「セーラー服と機関銃」「ねらわれた学園」で人気を博しており、これが映画初主演作品でした。映画は青少年に大ヒット、原田知世が歌った主題歌「時をかける少女」もシングル売上50万枚というヒット曲になりました。
2006年の映画はマッドハウスのプロデューサー・丸山正雄が、細田守監督に「筒井作品をアニメ化しないか」と持ちかけて実現したもの。作品の舞台は原作より20年後に変更されており、原作者・筒井康隆にも「本当の意味での2代目の『時をかける少女』」であると評価されています。公開当初はわずか21館での上映という少なさでしたが、口コミ効果などによって人気が持続、最終的には9ヶ月にわたって公開が続くロングランとなりました。
3月13日(土)から公開となる2010年版映画の主人公は、原作の主人公である芳山和子の娘・芳山あかり。2006年のアニメ映画版で主役・紺野真琴を演じた仲里依紗がキャスティングされています。物語は、和子が交通事故に遭い「過去に戻って深町一夫に会わなくては…」と必死に訴えながら昏睡状態に陥ったため、娘であるあかりが過去にタイムリープするというもの。あかりは1972年4月と1974年2月を間違えて飛んでしまい、偶然出会った大学生・涼太とともに深町一夫探しを始めます。
イベント当日はこれらの上映のほか、原作者の筒井康隆さん、1983年版の大林宣彦監督、2010年版の谷口正晃監督、仲里依紗さんによるゲストトークや、プレミアグッズがあたるプレゼント大抽選会などが行われます。会場は新宿ピカデリーで、料金は4500円(税込)。チケットはチケットぴあやファミリーマート、サークルKサンクス、電話予約(0570-02-9999)、ネット予約で2月20日10時から発売開始となります。
これまでの「時かけ」が一気に見られるチャンスなので、興味のある人は足を運んでみてはいかがでしょうか。
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in Posted by logc_nt
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