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脅威のメカトロ、1940年代の技術で「PONG」を再現するとこうなる


1972年にアタリ社から発売された「PONG」は、白黒のスクリーン上でボールを打ち合うというシンプルなものですが今でも愛好家によってリメイクされており、中には「Plasma Pong」など流体力学を取り入れた進化バージョンもあります。

しかし、ゲームそのものの面白さはハード・ソフトが進化しても変化がないはず。新しい技術ではなく、本物の「PONG」が登場するよりも30年ほど前の技術でこのゲームを作ると、いったいどういうことになるのでしょうか?

詳細は以下。
*** PONGMECHANIK ***

A playable game of Tabletop Pong - Evil Mad Scientist Laboratories

いわゆるメカトロ版の「PONG」である、この「PONGMECHANIK」はコントロール部分に、最初期のコンピューターと同じ継電器を利用して作られたCPUを採用。他のすべての部品もいわゆる「コンピューター」登場以前の技術で作ることができる物です。

*** PONGMECHANIK *** VIDEO ***



ジョイスティックで操作。


サウンドはウッドブロック(木魚)をソレノイドで叩いて出力。


全体的なイメージとしてはプロッターに似た感じ。ボールやバーにはワイヤーがついており、これを巻き取ることで動かすことができます。


歯車にチェーンなど「コンピューターゲーム」とはまた違った部品が多く使われています。


心臓部分の継電器式計算機。ごく初期のコンピューターではこのようにたくさんのスイッチをオン・オフすることでバイナリ計算を行っていました。


こちらのPONGはさらにローテク。実際にピンボールの玉を転がして遊ぶので、これ以上リアルなゲームはないでしょう。改めて「なぜ我々はわざわざコンピューターを使ってゲームをするのか?」ということを考えたくなってしまいます。

YouTube - Test Driving Tabletop Pong


鉄のボールを、キッカー付きのバーで打ち合うことで、超精密な物理演算を実現。ただし点数は手巻き式。


リセットも手作業。


ところで、10万年くらいしてこれらのゲームが遺跡から発掘された場合、元祖「PONG」と比べてどちらが古い物と判定されるのでしょうか。

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in メモ,   動画, Posted by darkhorse_log

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