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1月23日公開の映画「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」試写会感想、変身シーンでなのはの全てが見られる

©NANOHA The MOVIE 1st PROJECT

1月23日から映画「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」が公開されるのに先駆けて、試写会に行ってきました。

「魔法少女リリカルなのは」は「魔法少女」と冠詞がついているものの「魔法のプリンセス ミンキーモモ」や「魔法の天使 クリィミーマミ」といった80年代~90年代の魔法少女ものとはまったく異なるタイプの作品で、時に”魔砲少女”と形容されるように攻撃魔法をまるで砲撃のように放ったり、少年マンガ顔負けの熱いバトルを見せたことで大きいお友達の人気を集めました。

これまでに3度テレビシリーズ化されているのですが、今回の映画はその第1シリーズを再構築した新作として作り直したもの。これまで「なのは」シリーズを観ていない人にとっては入門編として観られる作品となっているほか、すでにシリーズを知っている人は放送当時を懐かしく思い出せる作品になっています。

ということで、いったいどんな作品なのか設定などを一気に紹介しつつ、試写会感想を場面カットを交えてお送りします。
主人公は小学3年生の高町なのは(CV:田村ゆかり)。元を辿っていくと、アダルトゲーム「とらいあんぐるハート3」の主人公の妹だったキャラクターで、人気が出たためにおまけシナリオとして「魔法少女リリカルなのは」が制作されたという経緯があります。アニメ版は一応このおまけシナリオが元になっていますが、世界設定などが大幅に変更されたスピンオフ作品です。

劇場版で胸部や袖口がリファインされたなのはの設定画。


本作のもう一人の主人公がフェイト・テスタロッサ(CV:水樹奈々)。最初は普通の「魔法少女モノ」っぽかった「リリカルなのは」は、やがてなのはとフェイトによる魔法バトルアクションものへと変化していきました。

フェイトのデザインもバリアジャケットなど変更が見られます。


魔法少女モノに欠かせないのが変身アイテム。本作では「デバイス」と呼ばれ、魔法を使うときに必要なただの道具ではなく、大事なパートナーとして描かれました。デバイスにはAIを搭載し自分の意志を持った「インテリジェントデバイス」やAIは搭載せず純粋に魔法を行使する際の媒介となる「ストレージデバイス」などがあります。

コレはなのはが持つインテリジェントデバイス「レイジングハート」(CV:Donna Burke)。もちろん、デバイスのデザインも変わっています。レイジングハートの場合は柄の部分にある白と青のツノのような部分が増えています。


フェイトの持つインテリジェントデバイスは「バルディッシュ」(CV:Kevin J.England)。斧っぽい角張ったデザインから、鎌と斧の中間のような形に。


ある日、少年が化け物と戦っている不思議な夢を見たなのは。翌日、公園のボート乗り場が夢と同じように破壊されているのを見たなのはは、その近くで傷ついて倒れていたフェレット(?)を見つけて保護する。


そのフェレットの正体はユーノ・スクライアという少年だった。強い魔力を秘めた結晶「ジュエルシード」が輸送時にバラバラになってしまったため、ユーノはそれを集めていたのだった。


「ジュエルシード」には願望を叶える力があるため、手にした動物が強大化してしまうなどの問題があった。なのははユーノに協力して、ジュエルシードを集めることに。


そんななのはの前に姿を見せた謎の少女、フェイト・テスタロッサ。彼女は母親のため、ジュエルシードを集める必要があった。


なぜか寂しそうな表情を見せるフェイトが気になるなのは。しかし、フェイトは話し合いを拒絶する。二人は戦う運命にあるのか……。


フェイトを支える使い魔・アルフ。


時空管理局の次元航行艦「アースラ」艦長、リンディ・ハラオウン。どうしても自分の手でジュエルシードを回収したいというなのはを受け入れ、サポートします。


時空管理局執務官、クロノ・ハラオウン。


フェイトの母、プレシア・テスタロッサ。


ストーリーはおおむねテレビシリーズをベースにしたもので、「あのキャラクターがいなくなった!」などという事態は起きないようになっています。尺としては日常パートよりも、人気の高いバトルアクションパートに比重が置かれており、なのはとフェイトが初めて顔を合わせた戦い、町の中心部で見つかったジュエルシードを巡っての空中戦と砲撃戦、そして一切の邪魔者なしで全力でぶつかり合った戦いと、見応えある戦闘がじっくりと描かれています。なのはの変身シーンはハッキリクッキリ描き込まれているので、変身が始まったら決して一瞬たりとも見逃さないように。また、鉄壁の防御に思えるスカートが時折ふわりとするところもあり、サービスは多め。テレビシリーズが作られてから6年が経過して技術の進歩もあったのか、魔法エフェクトはより美しくなっていて、なのはの大火力魔法はさらに威力を増したかのよう。上映時間は130分とちょっと長めなので、しっかり観る姿勢を整えていってください。テレビ版DVDを持っている人は事前にもう一度観てから行くと「すげえパワーアップしてる!!」と感動するかもしれません。

オープニングテーマは水樹奈々21枚目のシングルとなる「PHANTOM MINDS」。1月13日に発売され、声優の出したCDとして史上初めてオリコンシングルチャートの第1位を獲得しました。


エンディングテーマは田村ゆかりの歌う「My wish My love」。1月27日発売です。


劇場用の新録BGMを全46曲収録したオリジナルサウンドトラックが映画公開と同日に発売されます。作曲はテレビシリーズと同じく佐野広明が担当しています。


なお、劇場では来場者特典として先着限定で(特製モバイルデジコン付き)リピートポイントカードをプレゼント。複数回映画を観るとそれに応じたプレゼントがもらえるようになっています。ポイントカードの表面はこんな感じ。


カード裏面。1回目は特製待ち受け画像がもらえるほか、2回目の鑑賞で奥田泰弘描き下ろしポートレート、3回目の鑑賞でメモリアルフィルムコマがもらえます。


待ち受け画像はこんな感じです。


そして描き下ろしポートレートはこんな感じ。


映画「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」は1月23日から新宿ミラノほか全国19劇場にて公開開始です。

©NANOHA The MOVIE 1st PROJECT

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in 映画,   アニメ,   コラム, Posted by logc_nt

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