自分がその場にいるような体験ができる全天周実写映像でとらえた皆既日食のドーム投影
慶応義塾大学DMC(デジタルメディア・コンテンツ)総合研究機構と五藤光学研究所が共同観測した2009年7月の皆既日食を体感できるドーム展示が、日本で開催された「SIGGRAPH ASIA 2009」にて行われました。丸いドームに投影された映像は360度の風景をぐるっと映していて、まるで自分がその場にいるかのような気分になる光景となっていました。
詳細は以下から。
これが日食投影の行われたドーム。
投影は1日に複数回行うのですが、1回の定員は61名で、始まる前には長い行列ができていました。
日食だけではなく、海辺や街中の全天周実写映像も一緒に見られるようになっています。
ドームの中の配置はこんな感じ。ホームシアターのようにスピーカ-が複数置かれ、臨場感のある音が出るように工夫されています。
中央にはプロジェクター。
観測地点のひとつ奄美大島。皆既日食の観測は計4カ所で行われています。
日本の第2観測地点、喜界島。
中国の第1観測地点、武漢市・華中科技術大学。
中国の第2観測地点、上海市・上海交通大学。
オープニングとエンディングはイラストがクルクルと回ります。
ドーム内で写し出された日食。
草むらのなかにいるかのような映像。複数のスピーカーによる臨場感が強く表れていました。
街の映像なども流され、天文に興味のない人でも全天周実写映像の面白さがわかる展示となっていました。
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