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オサレ眼鏡はもう古い?70年ぶりにモノクルが復活の兆し


「メガネっ娘」「メガネ男子」といった言葉も登場するなど、ファッションの一部としての眼鏡はすっかり市民権を得た感がありますが、よりスタイリッシュな眼鏡を探し求める人はモノクル(片眼鏡)に注目すべきかもしれません。

「バットマン」の悪役のペンギンを始め、フィクションの世界では主に悪役やマッド・サイエンティストが着用しているイメージでおなじみのモノクルですが、現実には19世紀のヨーロッパの上流階級で流行しました。日本でも明治時代にやや流行したそうですが、彫りの浅い日本人には装着が難しく、実際に着用している人を目にする機会はめったにないのではないでしょうか?

モーニングコートトップハットと共に1890年代には上流階級の資本家の象徴だったのですが、その後流行は衰退し、かつては政治家のジョゼフ・チェンバレン(上の写真)や息子でノーベル平和賞受賞者のオースティン・チェンバレンなど多くの紳士がモノクル愛用者であったイギリスでも、現在ではモノクルを着けた有名人といえば、アマチュア天文家のPatrick Moore卿か元ボクサーのChris Eubank氏くらいしかいないとのこと。

しかし、数々の紳士服の流行の発信地となったロンドンで、今またモノクルが流行の兆しを見せているそうです。

詳細は以下から。Monocles to be sold on high street - Telegraph

イギリスの眼鏡店チェーンVision Expressは顧客からの予期せぬ大量の要望を受け、モノクルの販売開始を決めました。要望の多くは、祖父や曾祖父の時代のファッションをまねしたいと考える若い男性からのものとのことです。

Vision ExpressのBryan Magrath氏は「この数カ月で、顧客から数十件の要望があったので、試験的にモノクルを復活させてみようと考えました。突然高まった関心にわたしたちも困惑していますが、顧客のニーズに迅速に反応するのは小売店としての使命です。ファッションの世界では時として説明し難い流行がありますが、これもおそらくその一つでしょう」と語っています。

新発売となるモノクルはメタルフレームで、収納用のポーチと、眼窩(がんか)から滑り落ちても地面に落とさないためのストラップが付属していて、価格は50ポンド(約7200円)。最初はロンドン中心部で発売し、ロンドンの若い世代の間で好評であれば、イギリス全域で販売する予定とのことです。

P・G・ウッドハウスの小説の人気キャラクターRupert Psmith(ルパート・スミス)や上述のジョゼフ・チェンバレン、チャールズ・チャップリンも着用するなど人気を博したモノクルですが、ドイツ軍の将校の多くが着用していたこともあり、第二次世界大戦以降その人気は衰退しました。

ドイツの軍人ヴァルター・フォン・ライヒェナウ。ドイツ軍では第一次世界大戦中から将校が壁のチャートや地図を見ながら作戦を練る際にモノクルが取り入れられました。


フーゴ・シュペルレ元帥。フィクションの世界でモノクル≒悪役というイメージが定着したのは戦争時に使われていたイメージの影響があるのかもしれません。


「男性が再びドレスアップするようになり、ネクタイは現代のワードローブに復活しました。モノクルが仕事の面接で採用の決め手になるとは思いませんが、話のきっかけになることは間違いないでしょう」とMagrath氏は語っています。

片目の視力だけが低下した場合にはコンタクトレンズや片方が素通しの眼鏡の方が現実的なため、モノクルが実用品としての復活をとげることはないかもしれませんが、女性と比べアクセサリーの選択肢が限られている男性にとって、純粋な装身具として流行する可能性はあるのかもしれません。

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in メモ, Posted by darkhorse_log