ハードウェア

18個のボタンを持ちあらゆる操作を片手で行なえるOpenOfficeMouseの開発が順調に進行中


MMORPGRTSといったジャンルのゲームでは複雑な操作を一瞬で成功させることが勝敗のカギを握るわけですが、そんな時に便利なのがたくさんボタンのついたマウス。例えばゲーム用品で有名なRazer社のNagaゲーミングマウスの場合17個のボタンがついており、合わせて19個のコマンドをマウスだけで入力することができるようになっているわけですが、現在それをはるかに上回る18個のボタンとアナログジョイスティック、そして強力なマクロ機能を備えた「OpenOfficeMouse」の開発が進行しているようです。

詳細は以下。
OOMouse: The Multi-Button Application Mouse

このマウスには「OpenOfficeMouse」という名前がついていますが、これはOpenOffice3.1の利用統計機能によって得られた6億6千200万件のデータに基づいて機能が最適化されているため。もちろんOpenOffice専用というわけではなく、デフォルトでアドビ社のフォトショップやAutoCADなど20本以上のソフトに対応しています。

試作品。ワニの背中のようなイボイボ感がたまりません。


設定ソフトウェア画面。18個のキーとホイール、アナログスティックをすべて使うと52個のコマンドをマウスだけで入力可能となります。


一見イロモノのような製品に思えますが実はかなり高機能。スペックは以下。

・18個のキー(ダブルクリック可能。キーボードのキーを割り当てることも可能)
・アナログジョイスティック(4、8、16個の追加キーとしても利用可能)
・スクロールホイール(クリック可能)
・512キロバイトのフラッシュメモリを搭載
・63個のプロファイルをマウスに記録可能
・最長1024文字のマクロ
・付属ソフトウェア(GNUライセンスでオープンソース)でプロファイルの制作・管理・自動切り替えが可能
・XMLでプロファイルを出力可能
・PDFでマッピング一覧を出力可能
・スキャンレートを400CPIから1600CPIの間で変更可能

ちなみに、恐ろしく大量のコマンドをさばいていかなければならいことで有名なRTS、World of Warcraftについて「すべてのコマンドを2クリック以下で実行できる」とのこと。ゲームだけでなくありとあらゆるソフトウェアで作業効率を上げることができそうです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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