貴重な車両を集めた東京モータショー2009の「モーターラウンジ」~コンセプトカー・名車編~
2年ぶりに行われた今年の東京モーターショーは、フェラーリやベンツといった海外の自動車が出展をとりやめたため、正直なところスペースが余りすぎてスカスカな印象があることは否めません。
その代わりとしてか企画展示が充実。過去のモーターショーに出展されたコンセプトカーや、世界でレースを戦い抜いてきたマシンなど普段では見られないかなり珍しい車両が「モーターラウンジ」として展示されていました。
詳細は以下。
モーターラウンジ。中にはソファーなどが置かれくつろぎながら展示を見ることができます。
トヨタ・スポーツ800 ハイブリッド。
パネル。ガスタービンエンジン及び電気モーターで走るハイブリッド方式の車として1977年の第22回東京モーターショーに出品されました。
フロント。「ヨタ8」という愛称で知られるベース車と違ってボンネットに大きくエアインテークが開けられています。
左サイド。空気抵抗を減らすため、かなり突き詰められた設計が行われました。
時代を感じさせるインテリア。
扱いやすい大きさとパワーで1960年代の日本製小型スポーツカーの秀作として評価されています。
後ろから。
三菱A型。運転席側面上部が開放されていて、客席は閉じているクーペショーファー型ボディ。
パネル。1917年にヨーロッパ車を参考に作られたそうです。
試験車含めて22台を生産、そのうち12台が販売されたそうです。
左側から。
ほとんど馬車ですね。
三菱マーク。
運転席はこんな感じ。
ホーンと手動ブレーキはこのように外側に配置。
金色のラッパ状の伝声管が客室から伸びています。
マツダRX-500。1970年の第17回東京モーターショーで発表されたコンセプトカーでした。
パネル。
ロータリーエンジンをミッドシップに搭載し、最高速度250km/hで走行することができました。
古いタイプのエンブレム付き給油口。
ホンダアコードCVCC。シビック用1.5Lエンジンをストロークアップした1600ccのエンジンでゆとりあるドライブが可能でした。
パネル。
当時世界一厳しく、パスすることは不可能とまで言われた米国のマスキー法という排気ガス規制法を、最初にクリアしたCVCCエンジンを搭載。
1976年5月7日に、中型の3ドアハッチバック車として登場。
当たり前のようですがパワーウィンドウではなく手回し式。
・関連記事
2年ぶりの「東京モーターショー2009」開幕、全記事一覧まとめ - GIGAZINE
・関連コンテンツ