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携帯電話の料金プラン、ソフトバンクモバイルの「ホワイトプラン」に不満を感じる人が多数


ウィルコムが業界で初めてユーザー同士の通話および他社宛を含めたすべてのEメールを無料化したのに続いて、ソフトバンクモバイルがユーザー同士の通話とEメールを無料にする「ホワイトプラン」を開始しましたが、携帯電話の料金プランに対する意識調査で、ホワイトプランに不満を感じている人が多いことが明らかになりました。

また、ユーザー同士のEメールが無料になるサービスについても不満があることが明らかにされていますが、はたしてユーザーはどこに不満を感じているのでしょうか。

詳細は以下から。
モバイルユーザーの最新利用動向やモバイル業界動向をリアルタイムにリサーチするMMD研究所から送られてきた調査結果によると、ユーザーが今後携帯電話会社を選ぶにあたって、最も重視する点は「料金プランと割引サービス」で、全体の50%を占める結果となったそうです。

1位.料金プラン・割引サービス(50%)
2位.携帯端末(機能) (23%)
3位.携帯端末(デザイン)(12%)
4位.端末販売価格(13%)
5位.コンテンツサービス(2%)

続いて携帯電話でゆっくり長めの電話をしたい時間は21:00~25:00(1:00)が全体の半分を占めているとのこと。

グラフはこんな感じ。ソフトバンクモバイルが提供する「ホワイトプラン」の無料通話対象外となる21:00~25:00(1:00)に通話したいユーザーは全体の39%におよぶという結果に。


また、携帯電話各社が提供する通話無料サービスについては、6割以上のユーザーが以下の4点について不満を抱えており、他社携帯電話との通話が有料であることに不満を感じている人の割合がトップになるほか、2位からはauが8月から開始した「指定通話定額」に対する不満があることが見てとれます。

1位.他社携帯会社との通話は有料であること(73%)
2位.指定先以外との通話は有料であること(69%)
3位.家族割引対象以外との通話は有料であること(66%)
4位.21:00~1:00の通話は有料であること(64%)

ちなみに2009年10月7日に社団法人電気通信事業者協会(TCA)が発表した2009年09月末現在の事業者別契約数によると、携帯電話とPHSの契約数を合わせた数字のうち、NTTドコモのシェアは約48%、KDDI(au)は約27%、ソフトバンクモバイルは約19%を占める計算となるため、単純にシェアで考えると「ホワイトプラン」で通話やEメールを無料で楽しめる相手は10人中2人しかいないという計算に。

そして最後に携帯電話各社が提供するEメール無料サービスについての不満は以下。「他社携帯会社とのEメール送受信は有料になること」や「300KB以上のEメール送受信は有料になること」について不満に感じる人が5割を超えており、他社携帯電話宛てや300KBを超えるEメールが有料になる「ホワイトプラン」に対する不満が浮き彫りになっています。

1位.他社携帯会社とのEメール送受信は有料になること(54%)
2位.300KB以上のEメール送受信は有料になること(51%)
3位.家族割引対象以外とのEメール送受信は有料になること(48%)

ユーザー同士の通話や他社宛を含めたEメールをすべて無料にしているウィルコムを除いた場合、最もユーザー同士の無料通話やEメールが充実しているのがソフトバンクモバイルの「ホワイトプラン」であることを考えると、ユーザーからの不満は多いものの、リーズナブルであることに変わりはないようですが、今後「ホワイトプラン」を上回る強力な料金プランを導入する携帯電話会社は現れるのでしょうか。非常に気になるところです。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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