1日に限定20玉前後しか販売されない、ミルク風味の梨「ミルク梨」試食レビュー
幸水、豊水、二十世紀などの品種で知られる梨。イメージ的にはリンゴに近く、シャリっとした食感が特徴的ですが、なんとミルク風味の梨がとれる梨園があるという情報を手に入れました。ミルク風味の梨がとれるのは「よこせ梨園」で、この園でしか食べられない上に1日10~20玉の限定販売で、当日買いに行くしかないとのこと。ミルク梨はちょうど今日から販売開始になるということで、滋賀県東近江市まで行ってきました。
詳細は以下から。
梨狩りは、果樹の森『よこせ梨園』へ
http://www.yokosenashien.jp/
雲が少なく、いいお天気。
国道421号線からちょっと入ったところによこせ梨園はあります。
このあたり。
大きな地図で見る
近くには釣り堀もあります。
梨園の入口、目印はクロネコヤマトののぼり。
この黄色い矢印の部分が入口です。
開園は10時から、ミルク梨の販売は10時15分からとのこと。
梨園の中をのぞき込んでみた。
近くに下がっていたのは梨ではなくキウイでした。
奥の方にも広がってるようなので、見に行ってみた。
この梨園は環境こだわり農産物栽培圃場となっていて、びわ湖や周辺環境への負荷を減らして栽培しているそうです。
梨がどっさりと生っていました。
気温はそれほど高くありませんが、日射しはチリチリと肌を刺してきて、なんだか暑い……。
やがて、10時となり開園。この日、開園前に行列を作ったのは約20人強で、最後の人までちょっと行き渡らない数だったため、「せっかく来てもらったので…」ということで緊急の追加が行われていました。この日はだいたい9時~9時15分ぐらいから行列ができ始めていました。
こちらは100円で販売されていた幸水。
300円で販売されているのは豊水。
よこせ梨園では梨狩り体験も可能。季節によってはブドウ狩りもできます。
こちらがブドウ。
園の隅っこにはハチ箱が置かれていました。これは梨の花粉交配に使っているもので、以前は養蜂家の人にミツバチを借りていたのですが、その養蜂家が亡くなったため、道具を譲り受けて養蜂を始めることになったそうです。
蜂蜜もたっぷり。
米や野菜の販売も行われていました。
帰り際にのぞいてみたところ、ミルク梨は残り3個でした。10時の開園と同時に到着するのでは、ミルク梨を入手するのはちょっと難しいのかもしれません。
ということで、さっそく梨を食べ比べてみることにしました。左上がミルク梨(450円)、右上が豊水(300円)、左下が幸水(100円)、右下は近所のスーパーで購入した長野産の幸水(99円)。大きさはミルク梨と豊水が幸水に比べるとちょっと大きめ。
ミルク梨。「ミルク梨には果軸がついているので、それで見分けてください」とのこと。
豊水。
幸水。左がよこせ梨園産、右が長野産。
ミルク梨を切ってみました。
まるでリンゴのように実が詰まっている感じ。
皮をむいてみた。
左からスーパーの幸水、よこせ梨園の幸水、豊水、ミルク梨。スーパーの梨は「いつも食べてる梨はこんな味だった」という至って普通の味。
よこせ梨園の幸水はとてもジューシー。「水っぽい」と「汁気たっぷり」は別物だということを思い知らされました。出てくる汁は水っぽいなどということはなく、糖度が高いので手につくとベタっとします。まず皮をむいた時点でとても甘い香りが周囲に広がります。香りだけならこの幸水が一番でした。
豊水。幸水に比べると酸味が強め。甘い幸水を食べた後だけに、酸っぱく感じました。
そしてミルク梨。食感はシャリシャリとしており確かに梨なのですが、味わいはメロンやマンゴーにも通ずるような上品な甘味。後味がまろやかで、言われてみればミルクっぽい。
さすがに開園前から行列ができるだけあり、ミルク梨のおいしさは梨好きならぜひ味わって欲しいレベルでしたが、100円で買える幸水の甘味には「梨はこれほどに甘かったのか」と梨のおいしさを再認識させられました。よこせ梨園の人によると、100円の梨は形が悪かったりするものを格安で出しているとのことで、味は他のものに決して劣っているわけではなく、非常にお得感があります。100円でこの梨を買えると知ったことが、最大の収穫かもしれません。
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