Googleのページランクにも使われているマルコフ連鎖を利用して文章を要約、もしくは意味不明にする「マルコフ連鎖ジェネレーター」

かの有名な検索エンジン「Google」にはページランクという概念がありますが、そのページランクを支える理論の一つがこの「マルコフ連鎖」というもの。さまざまなジャンルに応用されていることでも有名で、人工知能ならぬ「人工無能（いわゆるチャットボット、会話ボットなど）」にも使われることがあります。

で、このマルコフ連鎖を利用して文章を要約、もしくは意味不明にしてくれるのが「マルコフ連鎖ジェネレーター」というわけです。

詳細は以下から。

マルコフ連鎖ジェネレーター
http://itog.sakura.ne.jp/markov/

意味不明モードか要約モードのいずれかを選び、文章を貼り付けて「ジェネレート」をクリックするだけです

吉野家コピペの場合、こうなりました。

そんな事より１５０円だよ、ちょいと問いたいだけちゃうんです。女子供は、お前、１５０円やるから店員に来てあるんです。もう見てない、１５０円。大盛りねぎだく、アホか。でろ。お前、もっと殺伐と。得意げな。これ。スレと聞いてて、１時間問い詰めたい。馬鹿かと。もうね、とか書いてくれよ。で、とかも伴う、隣の字テーブルの奴と。そん代わり肉が始まって、やっと座れたか、１５０円。このあいだ、ボケがいいんだよ。吉野家。１はな、お前、よく見てなさいっての向かいに座ったか、１よ、もっと殺伐と。このあいだ、そんな事より１５０円だ。まあお前らな、アホかと。そこでまたぶち切れです。

なお、同じ作者による「マルコフモデルを使った人工無能の作り方」というのもなかなか面白いです。

ほかにも類似のものとしては以下のようなものがあります。

マルコフ連鎖による文章生成

マルコフ連鎖で文章生成（JavaScript） - エブログ

実際の具体的な作り方としては以下のページが参考になります。

MeCabを使ってマルコフ連鎖 - sugarbabe335

マルコフ連鎖で日本語をもっともらしく要約する - ザリガニが見ていた...。

なお、「Googleがページランクでマルコフ連鎖を使っている」という件については、既に特許が出されており、以下のページで詳細な内容を見ることができるので、これもかなり参考になります。

Method for node ranking in a linked database - Google Patent Search