取材

たかが牛車されど牛車、京都の「葵祭」が存続の危機に立たされるほど重要だった牛車のムービー


京都の葵祭の様子をムービーでも記録しておきました。特に牛車についてはいろいろと苦労があったらしく、なんと昨年まで牛を提供してきた所有者が死亡し、牛車を引いた牛が人手に渡った上、牛飼育農家の激減と調教者の後継者不足に陥り、今回はなんとかしのげたものの、葵祭自体が岐路に立たされるほどの事態だったそうです。ちなみに必要な牛は4頭で、そのうち2頭の名前は「25たけはなの7」「35たけはなの7」となっており、「牛車を引くことは難しくないが、音に驚いて進まない。音に慣らすことが重要です」とのこと。

ぱっと見ているだけだとただ単純にノロノロと進んでいるだけに見えるのですが、その裏ではあれこれと苦労があるようです。なので、京都三大祭の一つとは言っても、油断はできないため、今のうちに見ておいた方が良さそうです。

再生は以下から。
これが牛車。キシキシ音がすごい。あと、がっつり押しまくってます。


軒に藤花、杜若、紅梅、白梅などの風流を飾り付けており、車輪の音をたてながらゆっくりと進んでいきます。勅使の乗る車なのですが、実際には勅使は乗っておらず、行列を立派にするために引き出されているそうです。


その後ろからは替牛が続きます。


アナウンスの説明によると、最近の牛は引っ張るだけの力がないので、後ろから人が押している、とのこと。本当に大丈夫なのか、葵祭……。


・つづき
女人列ともいわれ葵祭のヒロイン「斎王代」を中心にした斎王代列の様子など、京都の葵祭ムービーあれこれ

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in 取材,   動画, Posted by darkhorse

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