ITエンジニアの理想像を提示するマイクロソフトの無料雑誌「IT交差点」とは?
ソフトウェア会社の雑誌、と言えばアルファベットがたくさん並んでいるもの……というイメージを持っている人は結構多いのではないでしょうか。ソフトウェアの世界はドッグイヤーと呼ばれるくらい進歩が早いので、どんどん新しい言葉が生まれてくるのは仕方のないことかもしれません。
しかしエンジニアに対して求められている物は技術だけなのでしょうか?何かしらの突破口を求めるエンジニアにとってはそれ以外のプラスアルファが大事なのでは?エンジニアが多数在籍するマイクロソフトが発行する無料の雑誌「IT交差点」を読むとその答えが見えてきます。
マイクロソフトが考える技術者のあり方はこちらから。
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「IT交差点」はマイクロソフトが発行している無料の雑誌。年に3~4回の予定で発行されており、今回記事にしたのはその第4号。「無料の定期購読(Windows Live IDが必要)」「Silverlightを使ってブラウザ上で読む」「PDFやXPSをダウンロードして読む」など様々な方法で読むことができます。また、オフィシャルサイトと雑誌の内容は連動しており紙面で紹介しきれなかった内容はサイト上で読むことも可能。雑誌本体と合わせると1号でかなりのボリュームになります。
トップ画面のここにリンクがあるので、「最新号を読もう!!」をクリック。
「無料定期購読申し込み」をクリック
ログインします。登録にはWindows Live IDが必要です
必要な事項を入力していきます
「希望する」に印をつけて「同意して登録」
入力した内容が表示されるので、確認して「同意」をクリックすれば完了
法人向け無料配布サービス申し込みもあり50冊・100冊・200冊の送付を申し込むことができます。200冊以上を希望する場合は別途問い合わせとなります。
それではまず表紙からじっくりと見ていきましょう。A4版オレンジのカジュアルな表紙。
めくると大宇宙が広がっていました。Webサイトで公募した、一度は訪れたいITエンジニアの聖地がどこなのかという結果が発表されています。
「WindowsXPデフォルトの壁紙の草原」、これはカリフォルニア州にある丘だそうです。
確かにある種の聖地っぽいですね。
マイクロソフトの製品に携わるマーケティング担当者や開発担当者など、さまざまな人たちが登場して、対談形式等で製品や技術に関する想いが、わかりやすく読みやすい内容で語られています。
例えば「『ユーザーエクスペリエンス』への挑戦」。ここでは、"ユーザーエクスペリエンス”の言葉にこめられた本当の意味が、マイクロソフト社内の担当者の対談、そして、マイクロソフト社外において企業アプリケーションにユーザーエクスペリエンスの概念を取り入れた事例をとおして語られています。
「技と人」。一人のエンジニアを取り上げて、今までにどのようなキャリアを歩んできたのかをインタビューで明らかにしています。
ウェブの方ではムービーも紹介されています。雑誌とウェブとの連動企画ならではですね。
超巨大なマイクロソフトのサイトから効率よく情報を引き出す技をまとめた「情報収集力向上計画」といった記事もあります
マイクロソフトの「マイクロソフト テックフィールダーズ」の紹介。エンジニア同士の交流をサポートしているそうです
もちろんマイクロソフトらしく技術的な記事は充実の一言。特にこの「オペレーティングシステムの過去と現在、そして未来への展望」については、ビジネスの現場でのパソコンの使われ方にWindowsがどのように対応してきたのかをしっかりと捉えていて、読み応え満点です。
読者からのQ&A。今回のテーマは「Microsoft SQL Server 2008」についてで、データベースを支える重要な技術ということもあって、かなり突っ込んだ内容が質問されています。
プレゼント企画への応募はウェブ上で行います。
どうやらマイクロソフトは、技術的な情報の発信をするだけではなく、現場で同社の製品を使うITエンジニアを支援するメッセージをこの雑誌にこめているようです。マイクロソフトがいいたいことだけではなく、他のITエンジニアが抱えている思いも「IT交差点」なら知ることができそうです。
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