2009年01月22日 10時03分レビュー

ノートパソコンの消費電力を抑えてバッテリー寿命を少しでも延ばす「スタミナ壁紙」とは？

各種モバイル用ノートパソコンには各メーカーがいろいろと省エネ用のいろいろな工夫を凝らしているわけですが、ソニーの「VAIO type P」にはノートパソコンの消費電力を抑えてバッテリー寿命を少しでも延ばす「スタミナ壁紙」というのがあるらしい。調べてみると「VAIO type T」の時から搭載されている機能らしく、消費電力の少ない壁紙「VAIO Long Battery Life Wallpaper」に変更することでスタミナが30分もアップするとのこと。消費電力が少ない色ということは、黒色か？と思ったら全然違う色でした。

少しでも消費電力を抑えたい人向けの壁紙について、知られざる詳細は以下から。
「VAIOの設定」から「ディスプレイ」の中にある「スタミナ壁紙設定」を選び、「スタミナ壁紙の設定」をクリック

「OK」をクリックするだけ。

すると、最初はこの壁紙だったものが……

こうなります。要するに白色。

で、なぜ白色だとスタミナなのかというと、type Tのページにこう書いてあります。

ソニーの VAIO 10周年記念モデル type TZ モデルの特徴 VGN-TZ93US VGN-TZ93NS VGN-TZ93S VGN-TZ73B

意外に知られていないのが、背景色が白い壁紙は消費電力が少ないという事実。
type Tには、消費電力の少ない壁紙「VAIO Long Battery Life Wallpaper」をプリインストール。
これを設定するだけで、「スタミナ」が約30分アップ*します。
* 標準バッテリーパック(L)使用時。背景色が黒の壁紙と比較した場合

また、ソニーショップ店員の日記ブログには以下のような記述もあります。

C-TECバックルーム３: eLIO決済5%オフでVAIO type Tを買おう！

大体、VAIOにはスタミナ壁紙なんてのが用意されているというのも、このときに聞きました。液晶は電圧をかけると黒くなり白くなっているときは電圧をかけていないとき、とのことで、スタミナ性能を伸ばす壁紙として真っ白の壁紙が用意されているんです。理想はデスクトップにアイコンも置かない、というのが良いらしいんですが、まぁ、それで使いにくくなって操作が遅くなったらかえってスタミナ性能が落ちますからね。

ちなみに、VAIO type Pのバッテリー駆動時間についてですが、これもこの「スタミナ壁紙」というのを使って測定されています。

VGN-P90NS・P90S・P90HS・P70H/R・P70H/G・P70H/W
JEITAバッテリ動作時間測定法（Ver.1.0）に基づく測定条件について
（2009/01/15）

【JEITA測定法 a および b 】での本体側での共通設定事項
・スクリーンセーバーを「なし」に設定する。
・音量はすべて「ミュート」に設定する。
・WIRELESSスイッチを「OFF」にしておく。
・「McAfee Security Center」の設定変更をおこなわない。
・Windowsの自動更新を「無効」に設定する。
・「バイオをはじめる前の準備」を終了する。
・サイドバーを終了する
・スタミナ壁紙に設定する
・ウェルカムセンターを終了する。
・コントロールパネルの電源オプションの設定を以下のように変更して測定する。

type Pのスペック詳細ページを見ると、液晶については「TFTカラー液晶」とあるので、同じような液晶を採用しているノートパソコンであれば、「液晶は電圧をかけると黒くなり、白くなっているときは電圧をかけていない」というソニーのスタミナ理論は有効なのかもしれません。

なお、VAIO type Pの壁紙はこんな感じで、全85枚。