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シマンテックが「世の中に存在するプログラムの65%はウイルス」と言及


セキュリティ企業であるシマンテック・コーポレーションの特別研究員を務めるキャリー・ナッチェンバーグ氏がHP上で「世の中に存在するプログラムの65%程度がウイルスである」と述べています。

世の中の半分以上のプログラムがウイルスとなると、ウイルス対策ソフトに救いの手を求めてしまいますが、そのウイルス対策ソフトも限界が来ているそうです。半分以上のプログラムがウイルスに感染しているというのはかなり恐ろしい事ですが、どのようなことなのか見てみましょう。

詳細は以下より。
Losing Touch with Fingerprinting - Emerging - STN Peer-to-Peer Discussion Forums

「世の中に存在するプログラムの65%はウイルス」、シマンテック:ITpro

キャリー氏によると現在利用されているウイルス対策ソフトのほとんどは「ブラックリスト方式」を利用しているが、近年新たなウイルスが非常に多くなってきているため、ブラックリスト方式では対応しきれなくなっているとのこと。なんと世の中に存在するすべてのプログラムの65%はウイルスであるそうです。膨大な数のウイルスが日々登場してくるため、ウイルス解析するのも数日から数週間に渡る事があるほど数がふくれあがっているようです。


また特定ユーザーのみ攻撃するウイルスに関しては、対策ソフトメーカーが検体を手に入れることができない場合があるようです。

そのため、従来の既知ウイルスを解析して特徴を抽出し、検査対象ファイルと収集した定義ファイルを照らし合わせる事で、ウイルスをチェックしていた「ブラックリスト方式」では、検体が無いために照合する定義ファイルが無い状態になり、ウイルス検出ができないという事態に陥る事があるようです。

ブラックリスト方式に頼りすぎるのは危険とキャリー氏は述べており、現在シマンテックではブラックリスト方式に置き換わるような新方式を研究しているそうです。半分以上のプログラムがウイルスという現状から、早く新方式が完成することを願います。

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in メモ,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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