アンチウイルスソフトの検出力ランキング2008年6月版、ベスト10発表
セキュリティソフトの比較検証を行う独立機関の最大手「AV-Test.org」によるアンチウイルスソフトの検出力ランキング2008年6月11日版が発表されました。一体どのような結果になっているのでしょうか?気になるベスト10を見てみましょう。
ランキングは以下から。
ドイツAV-Test調べによる、2008年6月11日現在の検出率順位
1位:G DATA アンチウイルス2008(99.21%)
2位:Kaspersky アンチウイルス7.0(98.96%)
3位:Norton アンチウイルス2008(98.89%)
4位:Windows Live OneCare(98.53%)
5位:F-Secure インターネットセキュリティ 2008(98.09%)
6位:McAfee ウイルススキャンプラス(95.77%)
7位:ウイルスバスター2008(92.42%)
8位:ウイルスセキュリティ ZERO(90.50%)
9位:NOD32アンチウイルス V2.7(88.85%)
10位:ウイルスキラーゼロ(85.32%)
この検出力テストを行ったAV-Test.orgというのはセキュリティソフトの比較検証を行う独立機関の最大手で、オットー・フォン・ゲーリケ大学(ドイツ)のプロジェクトとしてスタートした産学協同機関。いろいろな企業・団体・報道機関などの依頼を受けてセキュリティソフトの分析を行い、そのデータを提供しているらしく、下記に詳しい記事があります。
ITmedia +D PC USER:AV-Test研究員インタビュー:国内セキュリティソフトの“格付け”は、ちょっとヘン? (1/2)
Virus Watcher Japan: アンチウィルスソフトの評価機関AV-Test研究員に聞く
一方で、そこまで詳細に比較・検証すると、あからさまにナンバーワンのソフトが決まってしまうのではないかと聞いてみたが、そこは、研究員、「そんなことはない」と言う。ソフトそれぞれの個性が強く、強い部分、弱い部分がソフトごとに違うのだそうだ。それに対して、「アンチウィルスソフトというジャンルは、目指す場所が同じなのだから、弱い部分は改良されていくだろうし、結局はナンバーワンが決まってしまうのではないか」と聞いたのだが、「次々と新種のウィルスが現れるのだから、それに対抗していく以上、個性は残り続ける」ということだった。なるほどなあ。
今回のテストは日本市場で販売されている主要製品を対象としており、アジア=パシフィック地域、特に日本・台湾・中国において頻発しているウイルスを中心に採集され、テストのための検体(ウイルス)は6ヶ月以内に発生したものに限定されているとのことなので、やはり最終的には自分の使い方に合わせたアンチウイルスソフト選びが重要、ということのようです。
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