テクモとコーエーが合併へ、スクウェア・エニックスの提案は完全拒否

先日GIGAZINEでスクウェア・エニックスがテクモに対して友好的買収を提案したことをお伝えしましたが、本日「NINJA GAIDEN」などで有名なテクモと「信長の野望」や「真・三國無双」「オプーナ」などで有名なコーエーが合併する方針であることが明らかになりました。

そしてスクウェア・エニックスからの買収提案について、テクモは完全拒否する旨を発表しています。

※17:00に追記しました。

詳細は以下の通り。
（PDFファイル）経営統合にかかる協議開始のお知らせ

このリリースによると、テクモとコーエーは本日開催したそれぞれの取締役会において、両社の間で経営統合へ向けた協議を開始することとし、「経営統合委員会」（仮称）を設置することを決議したそうです。

そして「DEAD OR ALIVE」や「NINJA GAIDEN」など、欧米市場で強いブランド力を持つテクモと、「信長の野望」や「真・三國無双」などの人気シリーズでアジア市場を中心に強いブランド力を持つコーエーが経営統合することで、世界的なリーディングカンパニーとして力強く発展することを目指すとしています。

なお、以下のリリースにおいてテクモはスクウェア・エニックスからの友好的買収提案について、「他により企業価値向上の実現性の高い選択の可能性がある」とした上で、提案に対して賛同しない旨を発表しています。

（PDFファイル）株式会社スクウェア・エニックスからの「テクモ株式会社に対する同社株式の友好的公開買付けの提案について」のご報告

これで「DEAD OR ALIVE無双」などといった、両社の特徴を合わせ持った良質なソフトが登場するようになるのでしょうか。

・17:00追記
さきほどスクウェア・エニックスから公式発表がありました。現在テクモとコーエーの合併がスクウェア・エニックスによる買収よりも株主にとって有利であるのかどうかについてテクモに照会しているとのこと。

（PDFファイル）テクモ株式会社に対する同社株式の友好的公開買付けの提案に関する同社からの回答への対応について