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ソニーなど、高画質で大型化しやすい次世代ディスプレイ「FED」を量産へ


日本経済新聞社の報道によると、ソニーなどがすでに商品化されている「有機EL」に続いて、次世代ディスプレイ「FED」の量産を開始するそうです。

「FED」は有機ELと同じで動画再生などに強く、消費電力が液晶の半分以下で済む上に、有機ELよりも画面サイズを大型化しやすいとのこと。

詳細は以下の通り。
ソニー系、新方式薄型パネル量産 パイオニア工場を買収 ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS

この記事によると、ソニーや投資ファンドが共同出資しているエフ・イー・テクノロジーズという会社が、プラズマパネル生産から撤退したパイオニアの工場を買収して「電界放出型ディスプレイ(FED)」と呼ばれる新しい方式のパネルの量産を2009年末より開始するそうです。


「FED」は電子を蛍光体に当てて発光させるブラウン管と同様の自発光方式を採用しており、プラズマパネルや液晶パネルよりも割高になるものの、深みのある黒色を表現できるなど画質が高いのが特徴で、液晶のようにバックライトを使う必要がないため消費電力を減らせる上に、有機ELと比較して画面サイズを大型化しやすくなっているとのこと。

すでに先行して発売されている次世代ディスプレイ「有機EL」については、松下電器が2011年をめどに大型で安価なモデルを発売することを予定していますが、どちらが次世代ディスプレイのスタンダードになるのかが気になるところですね。

それはそうと、次世代ディスプレイとして発表されたものの製品化の話が聞こえてこない「SED」はどうなったのでしょうか…。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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