飛行機から落ちてきた排泄物が民家を直撃、屋根を突き抜けて寝室に落下

飛行機から凍った排泄物が落下して、民家を直撃しました。排泄物は屋根をぶち抜いて寝室に落下したのですが、幸いケガをした人はいなかったようです。

飛行機からの排泄物落下事故は非常にまれなことで、アメリカでは1979年から2003年までで27件しか報告がないとのこと。

詳細は以下から。Family's near-miss as ice from 747 jet crashes through roof onto bed the Daily Mail

排泄物が落下したのはイギリスのケニントンにあるSimey家の住居。Peta Simeyさんは生後6ヶ月の息子を医者に連れて行った帰りで、家に入った直後に激しい音を聞きつけました。最初は爆弾が爆発した音だと思ったそうですが、すぐに天井に穴が空いていることに気がつきました。

寝室がグチャグチャに。「穴を通して空が見えた」とPetaさんは語っています。

Petaさんは隣人と一緒に999(警察・救急・消防につながる電話番号)に連絡しました。ロンドン消防隊は屋根を突き抜けて氷が落ちてきたという報告を受けて出動、全員無傷だったことを喜んだそうです。

穴をチェックする消防士。

Petaさんは排泄物落下の1時間前まで寝室で赤ん坊と遊んでいたそうで、「私は本当にラッキーです。もし一日前の同じ時間に落ちていたら、私たち自身に当たっていたでしょう。飛行経路の下に家があることは知っていましたが、こんな事になるとは思いもよりませんでした」と述べています。

通常はこのように排泄物が落ちてくることはなく、日本航空ではタンク内の水を循環させて洗浄する「循環式」と機体の後方のタンクに排泄物をまとめる「バキューム式」という2種類のトイレがあるそうですが、今回の事故ではどのようなトイレが搭載されていたのでしょうか。

航空豆知識 - 飛行機のトイレはどうなっているのか？
http://www.jalcard.co.jp/library/knowledge/agora05.html