騒音を99%カットするソニーのノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC500D」体験レポート
以前GIGAZINEでお伝えした、4月21日発売予定の世界で初めて周囲の騒音を約99%カットすることができるソニーのノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC500D」を借りることができたので、さっそく体験レポートをお届けします。
周囲の騒音をデジタル処理で自動判別して、最適なノイズキャンセリングモードを自動で選択する「AIノイズキャンセリング機能」を搭載しているほか、臨場感のある高音質再生を実現する「デジタルイコライザー」によって高音質再生を実現しているという高性能なヘッドホンですが、装着感を含めて、使用感はなかなかのものでした。
詳細は以下から。
箱の裏面はこんな感じ。
開けると取扱説明書などが入っています。
取扱説明書とスタートアップガイド、ベルト、キャリングケースが入っています。
これがキャリングケース。
開けたところ。本体だけでなく、ケーブルやACアダプタなども収納可能。
左からACアダプタ、「MDR-NC500D」本体、50cm接続コード(1.5mのものも同梱)、電池ケース付き接続コードです。
これがACアダプタ。
出力は6V。
50cm接続ケーブル。
単三電池が2本入る電池ケース付き接続コード。アルカリ電池では約10時間、内蔵充電池では約15時間駆動します。
本体はこんな感じ。
横から見たところ。
イヤーパッド。クッション性が非常に高く、耳への負担が少ないため、長時間着けていても疲れません。また、耳をしっかりとホールドするので着けたまま走っても落ちませんでした。
右側のユニットにモニターボタン、電源スイッチ、約99%のノイズキャンセリングを実現する「AI NC MODE」ボタンがあります。
左側には電源入力とオーディオケーブル接続ジャックがあります。リチウムイオンバッテリーを搭載しているため、オーディオケーブルを接続するだけで聴くことも可能。
電池ケース付き接続コードを接続したところ。
使ってみた感想ですが、非常に軽くて着け心地がいいのが第一印象でした。バンドの幅を調節しやすい上に、イヤーパッドのクッション性が高いため、いろいろな頭の大きさにフィットするようになっています。
また、充電池を内蔵しており、従来のモデルのように電池ケース付きの接続コードを間に通さなくとも、普通のヘッドホンのようにプレーヤーから直接コードを繋ぐだけでノイズキャンセリング機能が使えるため、非常に使い勝手が良くなっています。
そして気になるノイズキャンセリング機能ですが、周囲の騒音を99%カットできているかどうかについては疑問符が残りますが、耳にフィットするイヤーパッドと相まって従来よりも騒音をカットできているように思えました。
周囲の騒音をデジタル処理で自動判別して最適なノイズキャンセリングモードを自動で選択する「AIノイズキャンセリング機能」の効果なのか、オフィスではデスクトップマシンのファンの音などが低減されており、電車の中ではドアが閉まる音や車内のアナウンスが低減されているように感じました。しかし電車の中で利用した場合、車内のアナウンスが聞こえなくなることが多いため、乗り過ごしに注意が必要です。
なお音質についてですが、ソニーらしく低音がはっきりした音質の割に、カナル型や通常のイヤホンなどとは異なり、耳全体を覆った状態で聞こえるため、音に広がりが生まれて聞き疲れしにくくなっています。これなら長時間使えそう。
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