CIAが発電所に対するサイバー攻撃を警告、実際に停電が発生した都市も
CIA(アメリカ中央情報局)が警告したところによると、世界各国の都市で発電所をターゲットにしたサイバー攻撃が発生しているそうです。また、攻撃を受けて実際に停電した都市もあるとのこと。
詳細は以下から。
CIA: Cyberattack caused multiple-city blackout | Tech News on ZDNet
この記事によると、アメリカのワシントンに本部がある、政府や企業・団体間における研究、およびそれらに所属する人々のITセキュリティ教育を目的として設立された組織「SANS Institute」は、CIAはアメリカ国外で発電所を狙ったサイバー攻撃が発生している証拠をつかんでいる、と報告したそうです。
サイバー攻撃は電力設備を混乱させることを狙ったもので、実際に複数の都市に影響を引き起こす停電が発生したとのこと。なお、誰が攻撃を実行したかは不明ですが、侵入はすべてインターネットを介したもので、侵入に成功した上で恐喝する文面が届いているとしています。
ちなみにCIAは通常このような情報を公にしませんが、CIA内で公にすることで得られる利益と危険を熟考した結果、公開することになったとSANS Instituteは報告しています。
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