エヴァのスーパーコンピューター「MAGIシステム」は実在する
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の劇中で、3台のコンピューターから構成されたスーパーコンピューター「MAGIシステム」というものが登場しますが、どうやらこの「MAGIシステム」は実在するそうです。
劇中ではイエス・キリストの誕生の際に現れた、東方より来たりし三賢者から名前を取って、3台のコンピューターそれぞれに「カスパー」「バルタザール」「メルキオール」という名前が付けられていましたが、実在するMAGIシステムはどのようなものなのでしょうか。
詳細は以下の通り。
生命情報工学研究センター[CBRC]|計算機システム<NECクラスタ>
このページによると、実在する「MAGIシステム」は独立行政法人「産業技術総合研究所」にある、生命情報科学(バイオインフォマティクス)研究開発を行なっている「生命情報工学研究センター」内で稼働しているそうです。
システムは分子機能系を担当するCaspar(カスパー)、生命システム系を担当するBalthazar(バルタザール)、遺伝子情報系を担当するMelchior(メルキオール)に加えて、分子機能系を担当するMary(メアリー)の4つから構成されており、CPUにPentium III 933MHzを1040個搭載しており、メモリが520GBでHDDは19152GB(約19TB)。OSはRedHat Linux 7.1とのこと。
手前半分がCasparで、奥がBalthazar。
手前半分がMaryで、奥がMelchior。
なお、以下のリリースによると、2001年に開発されたこの「MAGIシステム」は、当時CPUにPentiumを搭載した大規模PCクラスタシステムにおいて、世界最高性能を達成したそうです。
プレス・リリース Pentium搭載の大規模PCクラスタシステムにおいて世界最高性能を達成
この「MAGIシステム」というネーミングの着想は、一体どこから得たのかが気になりますね。
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