サウジアラビアにて10代のメイドさんが斬首刑になりかけている
サウジアラビアで、10代のメイドに対して死刑が宣告されたものの、それは厳しすぎるのではないかと人権運動家が主張しているそうです。メイドは誤って赤ん坊を死なせてしまったということで有罪になっており、もし死刑が確定した場合、公開での斬首刑に処されるとのこと。
詳細は以下の通り
Saudis prepare to behead teenage maid | International News | News | Telegraph
メイドはスリランカ出身の19歳、Rizana Nafeek。Nafeekは生後4ヶ月の赤ん坊にミルクをやっているときに、誤って窒息死させてしまったそうです。Nafeekの主張では、もともと自分の仕事に子どもの世話は含まれていなかったし、赤ん坊がむせたときも気道を確保するためにできるだけの努力はしたとのこと。
標準時の17日夜が控訴期限となっており、判決が変わるか、亡くなった赤ん坊の親が寛大な処置を望まない限り、Nafeekは公開で斬首刑に処されるらしい。
サウジアラビアでは560万人の外国人労働者が働いていて、ほとんどは金持ちの家で雇われているそうです。スリランカ政府によるとNafeekは事件のわずか数週間前にサウジアラビアに行ったところだったということで、スリランカ政府の代表団がNafeekの訴えを整理するためサウジ入りしようとしたものの、ビザの問題で遅れてしまったようです。
サウジアラビアは特にイスラム法が厳しく、アムネスティの統計によれば中国、イラン、サウジアラビア、アメリカだけで世界の死刑の94%を執行しているそうです。中には、死刑執行だと知らされずに監房から連れ出される者や、理解できない言語で裁判にかけられる者もいるそうです。
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