2006年度のウイルス感染被害は倍増、傾向は目的指向に


ウイルスバスターを販売するトレンドマイクロ社のレポートによると、日本国内におけるウイルス感染被害報告数は91901件と、2005年の45208件に比べ倍増したそうです。ウイルス自体も以前のようにイタズラで作成するような趣味的なものではなく、金銭の詐取や情報の不正取得といった明確な目的を達成するための手段として使用される傾向が強くなっているそうです。

詳細は以下から。
ウイルス感染被害レポート - 2006年度(最終版)

ウィルス種類別の報告件数上位10位はこんな感じ。

1位 SPYW_GATOR ゲーター 2302件
2位 TROJ_AGENT エージェント 1500件
3位 WORM_STRATION ストレーション 1258件
4位 WORM_RBOT アールボット 1096件
5位 JAVA_BYTEVER バイトバー 904件
6位 ADW_WEBSEARCH ウェブサーチ 786件
7位 ADW_SHOPNAV ショップナブ 759件
8位 WORM_SDBOT エスディーボット 706件
9位 ADW_HOTBAR ホットバー 597件
10位 ADW_NDOTNET エヌドットネット 431件

3位の「WORM_STRATION」以外で感染報告を集めたのは、スパイウェア、アドウェア、ボット型のウイルスでいずれも明確な目的を持って作成されているとのこと。またセキュリティソフトによる検出を逃れるために、インターネットを通じて自身のアップロードを繰り返すプログラムが増え全体像が複雑になっているそうです。

こちらはウイルス感染被害報告数月別グラフ。2006年度の報告数の多さがよく分かります。


トレンドマイクロ社によると2006年度のウイルス被害の傾向は、システムからのエラーメールを装った英語メールで侵入を行うマスメール型ワームや、官公庁などを標的にしたり、誰もが知っている会社の名を騙ってウイルスを送りつけるメール、マイクロソフトが毎月出すセキュリティパッチの配布日に未修正のセキュリティホールを攻撃する「ゼロデイアタック」、Winnyネットワーク上の情報流出といったもの。今後もこうした不正プログラムの目的志向の傾向は強くなると考えられるそうです。

ランキングに入っているウイルスでも怪しい実行ファイルはクリックしないとか、不審な英文メールや添付ファイルは開かないといった基本的な対処で防げるウイルスがあるので初心者がPCに触れる機会が多くなったというのが原因の一つにありそうです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log