アップル、ついにネット接続可能な携帯電話「iPhone」を発表
アップルが現在、Macworld 2007で発表しているのですが、ついについにネット接続可能な携帯電話「iPhone」を発表しました。詳細はわかり次第更新しますが、かなりすごいものになっています。
つまり、iPodと携帯電話とインターネット接続の3つの機能を1つのデバイスに詰め込んだのが「iPhone」というわけです。
価格や発売時期、スペックなどの詳細は以下の通り。
3つの機能を1つにする
こんな感じです。
こんな感じで、MacOS Xが動作するらしい
再生中の曲のカバーアートも同時に再生される
ワイドスクリーンiPod、携帯電話、インターネットコミュニケーターの3つの機能を1つのデバイスで実現したのが「iPhone」ということ。今までのスマートフォンのユーザーインターフェースはキーボードであったが、今回は画面を直接タッチするという操作方法を採用。そのため、全面がタッチスクリーンになっている。これはスタイラスを不要にするための新しい特許に基づいているそうで。
仕様としてはまだ詳細は不明ですが、カメラ付きでヘッドセット用の端子が付いています。ボタンは唯一、ホームボタンがあるのでどうやらネットなどと連動するようです。通信はあとSIMカードが刺さるようになっており、GSM+EDGEの通信方式。日本ではきびしいみたいです。3.5インチスクリーン。厚さ11.6mm。2メガピクセルカメラ。8GBメモリ。
底面にはスピーカーがあり、iPodコネクタも付いています。通話部分にはセンサーがあるので、電話として使う際に耳元に持っていくと自動的に液晶画面の明るさがオフになるという仕掛け。
パソコンとは完全同期が可能で、音楽やムービー、写真といったiTunesで同期可能なものだけでなく、ブックマークやカレンダーといったものも同期可能。画面ではウィジェットが動作可能になっており、無線LAN接続も可能。Yahoo!メールも使用可能で、POP3、IMAPなどができます。添付ファイルも可能。
キーボードはこうなる
MacOS Xが動作しているらしいのでこんなことも可能
ブラウザはSafariを搭載。Googleマップも動きます。
しかし、こんなに字が小さいと読めないのではないかと思ったのですが、拡大や縮小すれば読めるので問題ないらしい。この拡大や縮小の方法がまた独特。2つの指でつまんで広げたりすることで拡大縮小できるわけです。
電話はこうやってダイヤルする
ウィジェットでお天気や株価などが分かります。これはMacOS Xに搭載されているものとほぼ同一の模様。
電話中に相手の写真が表示されたりする
写真を電子メールに添付する
iPhoneはiPodのようにアクセサリがたくさん出ますが、違う点はマイクが付くという点。例えばヘッドセットの場合、Bluetoothで接続可能になっており、イヤホンとマイクがセットになっています。そりゃ電話だから当然か……。
バッテリーは通話使用時は連続5時間。音楽再生のみなら連続16時間とのこと。なお、このiPhoneには200以上の特許が使われているらしい。すごい数ですね。
で、お値段は4GBモデルが499ドル(約5万9000円)、8GBモデルが599ドル(約7万円)。アップルストアかシンギュラーから購入可能とのこと。
発売時期は米国などではシンギュラーから今年の6月。ヨーロッパは第4四半期。日本を含むアジアでは2008年になるとのこと。かなり先ですね……。
また、今までの「アップルコンピュータ」から「アップル」に正式に社名変更するとのこと。携帯電話まで出すようになっては確かに「コンピュータ」に限定されないので正しい判断かも。
つづきは以下。
iPhoneを動かしているムービーや写真いろいろ - GIGAZINE
・関連リンク
iPhone
http://iphone.org/
http://iphone.org/jp/
MacNN | Live Macworld San Francisco 2007 Keynote Coverage
Live from Macworld 2007: Steve Jobs keynote - Engadget
MacRumors.com : MacWorld San Francisco 2007 Keynote Live Coverage
Flickr: Photos from iLounge
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