504の職業から適職を探すことができる「キャリアマトリックス」
厚生労働省所管の独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)が9月4日から公開しているもので、5億円と5年の歳月をかけて完成させたものすごいサイト。日本人の9割がこの504の職業のいずれかに当てはまるらしいです。平均賃金や労働時間、仕事の内容、適しているかどうかまで判定してくれます。
主な機能は3つ、職業名や職務内容などから職業を検索し、職業についての詳細情報を表示する「職業検索」、「興味から」「ワークスタイルから」「スキルから」という3つの方法から自分に合う職業を探す「適職探索ナビ」、そしてこれまでの職歴からアピールポイントや合っている職業を見ることができる「キャリア分析ナビ」。
これらが無料で使いたい放題です。やってくれますね……。アクセスは下記から。
キャリアマトリックス(労働政策研究・研修機構)
サイトその1:http://cmx.vrsys.net/
サイトその2:http://cmx.hrsys.net/
サイトその3:http://cmxn.vrsys.net/
あまりにも人が集中して重いので、既にミラーサイトが2つも追加されているというから、どれだけアクセスが殺到しているかがよくわかります。
例えば私がかつてそうだった「雑誌記者」もちゃんと含まれてますね、見てみましょう。
キャリアマトリックス - 職業情報(雑誌記者)
記者の労働条件の特徴
年平均800万円?!その3分の1にも届きませんでしたが、どこの記者ですか?で、下の方を見ると毎月10万円レベルの記者もいることが分かりますね…あうあうあー。
で、次に適職探索ナビの興味診断テストもやってみました。結果はこんな感じ。
第1位 企業的(E) 企画、立案したり、組織の運営や経営等の仕事や活動が好きなこと。
第2位 芸術的(A) 音楽、デザイン、絵画、文学等、芸術的な仕事や活動が好きなこと。
第3位 社会的(S) 人と接したり、人に奉仕したりする仕事や活動が好きなこと。
で、具体的には何があるのかというと、フードコーディネーター、私立探偵、ディーラー、コピーライター、ゲームクリエーター、WEBクリエーター、放送ディレクター、雑誌記者、新聞記者、マーケティング・リサーチャー、ホテル・旅館支配人、システムエンジニア(プロジェクトマネージャー)などなど…。合っているようないないような…。
なお、この「キャリアマトリックス」のシステム自体は2003年から開発されており、そのシステムの情報内容は、就職・転職や求人、能力開発の基盤となる情報として戦後の労働省(現厚生労働省)によって営々と蓄積されてきたものがその基礎となっているそうです。
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