そういえばココログはどうなったのか?
とにかく重い、ログインできない、トラックバックスパムを消そうとしても重くて消すことができない、投稿した記事がタイムアウトで消える、それどころか、なぜか他人のブログに自分の記事が掲載され、自分のブログに他人の記事が投稿される…などなど。
以上のような数々の不具合を末期には毎日、24時間延々と繰り返し、なのに「有料」であるという恐ろしい事実、そして後発である「無料」版は軽くてサクサク、これでは一体何のために金を払っているのかさっぱり分からない、なんとかしろー!というのが大まかな概要。
結局、ちょうど1ヶ月前に48時間という大規模メンテナンスを行い、ブログ上でも状況をある程度詳細に伝えるということをやっていたわけですが、結局、改善したのでしょうか?
というわけで、メンテナンスの結果を見てみましょう。
まず事の発端はコレ。
ココログ、48時間の大規模メンテナンスに突入 - GIGAZINE
ココログプラン別比較表を見てみましょう。
ブログ:ココログ:ココログサポート:使い方ガイド:3:ココログプラン別比較表
有料だから無料よりもサービスがよいのは当然だと思うのが人情なのですが、もしかすると無料版の広告収入の方が有料ユーザーの毎月の課金総額よりも大きいのでデラックスなサーバになっているのだろうか?と考えられなくもない。とはいえ、有料版が無料版以下だと利用者は減ってしまうわけで。そのため、必然的に有料版の方が無料版以上でなければならない、と。
で、お知らせブログを見てみると…。
【特設】ココログレスポンス問題お知らせブログ
どうやら移転したようです。で、移転先を見てみます。
ココログレスポンス問題お知らせブログ
まずはメンテナンス終了直後。
ココログレスポンス問題お知らせブログ: ココログメンテナンス終了しました(7/13 13時30分)
また、今回のメンテナンスにより「他人の記事が表示される」「記事が編集できない」等のキャッシュシステムに起因する不具合は解消されています。
上記ページのコメント欄を見ても、ある程度、改善はできたようです。
ココログレスポンス問題お知らせブログ: メンテナンス直後の経過報告
レスポンスの改善もできているとのこと。コメント欄はそれとは対照的に大荒れに荒れていますが…。途中にあるNiftyを使って15年目にあたるという人の2006/07/15 0:45:55にあるコメントが面白い。要するにパソコン通信のフォーラムみたいな雰囲気はもう味わえないのかな、と思っていたがこのコメント欄で味わえる、と。なかなか言い得て妙です。
ココログレスポンス問題お知らせブログ: ココログの状況について(7/14-7/17)
アプリケーションサーバを増設し、かなり安定してきたようです。また、7月21日にはニフティの社長ブログにも記事が。
古河建純 インターネットBlog: ココログのレスポンス問題について
また、実際にどれぐらい改善されたのかというグラフが出ている。
ココログレスポンス問題お知らせブログ: メンテナンス後の経過報告(7/13-7/20)
一体どういうグラフなのかパッと見て分からないのですが、とにかく大変なことになっていたことだけはよく分かる。また、コメント欄を見て気づいたが、ココログの中の人のブログというのが非公式ではあるが、また別にあるらしい。
かいはつにっし
このあたりを読むといろいろ悪戦苦闘していたことがよく分かる。
かいはつにっし: 2006年6月
中でも7月に書かれたこの記事はかなり興味深い。
かいはつにっし: サーバを増やすということ
悲惨な状況になっていたココログを改善するため、どのような判断のアプローチを行ったのかなどがものすごく丁寧に書かれています。「OS およびデータベースソフトウェアのバージョンアップ」による高速化、ハードウェアの高速化、そしてデータベース分散化などなど。OSやデータベースなどのバージョンアップによる高速化はGIGAZINEも予定しています。
それにしても、ここまで荒れまくったら普通はコメント欄を閉鎖してしまうのに閉鎖しないところがいわゆるニフティらしさなのだろうか…。
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