世界的にどのLinuxが多く使われているか調べてみる
負荷問題が収束を見せたので、今度は新しくホスティングの乗り換え先を探している最中なのですが、どのLinuxディストリビューションを選ぶべきなのか?という問題に行き当たり、やはりネット上にたくさん情報がある方がうれしいので、ちょっと調べてみました。
世界的なトレンドと日本におけるトレンドは違うのだろうなとは思っていましたが、かなり違うようです。
調査結果は以下の通り。
まずLinuxのディストリビューションは色々あるのですが、今回は業務用途に耐えうるレベルということで、以下の5つを選択。
Debian:約 119,000,000 件(日本語:約 3,070,000 件)
RedHat:約 65,200,000 件(日本語:約 1,520,000 件)
Fedora:約 54,600,000 件(日本語:約 2,170,000 件)
Ubuntu:約 48,600,000 件(日本語:約 809,000 件)
SUSE:約 76,800,000 件(日本語:約 1,340,000 件)
Googleの検索結果で比較すると、世界的にはDebianが非常に多く、次がSUSE、そしてRedhat、Fedora、Ubuntuという順番。古い順番に並んでいるような気がしないでもないのですが…。これだと過去の資産が多いものが有利になってしまいます。日本国内だと、Debian、Fedora、Redhat、SUSE、Ubuntu。
では次に、「Google Trends」で調べてみましょう。これだと現在の勢いというのが分かるはずです。
Google Trends: debian,suse,redhat,fedora,ubuntu(全世界)
Google Trends: debian,suse,redhat,fedora,ubuntu(日本)
世界的に見るとUbuntuの勢いがすごく、Redhatが下がりまくり、それ以外は混戦模様。日本に絞ってみると、Fedoraに勢いがあるようです。
次にブログの場合を見てみます。リアルタイムにブログを検索できるテクノラティの検索結果で比較。
debian:106,659件(日本語:12,516件)
suse:64,273件(日本語:3,995件)
redhat:35,755件(日本語:4,056件)
fedora:85,502件(日本語:12,272件)
ubuntu:123,658件(日本語:3,224件)
世界的にはUbuntuが一番多く、次はDebian、そしてFedora、SUSE、RedHat。日本だと僅差でDebianが最も多く、次がFedora、RedHat、SUSE、Ubuntu。
世界的な流行で言うなら今はUbuntuが強く、日本はFedora、しかし過去の資産を含む情報量の多さで言うなら、確実にDebianに軍配が上がるようです。
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