コラム

続・GIGAZINEのオフィスを1階から4階へ移動させるまでの物語


さて、前回は紆余曲折の末にリフォームを「有限会社メビウス」に決めるまでのお話だったわけですが、今回は実際のリフォームの工事がどんな感じで進んだのか、そして最終的にどうなったのかを見てみましょう。

上記写真が現在のGIGAZINEのオフィスです。これならまだなんとか正気を保ちつつ更新できそうです。ちなみに現在はイスも買い換えてます。イスを選ぶ手順のお話はまた機会があるときに。

というわけで以下、あの和室がどのようなリフォームによってこんな洋室になったかというお話。
これは6月20日の様子。隣の部屋などに工事の際のホコリがかぶったりしないようにシートをかけて保護します。養生という作業です。今回はこの時点ではまだ前回のひどいオフィスにいたので直接影響はなかったのですが、隣で暮らしていたり仕事をする場合には間仕切りみたいなものを用意することもあります。


部屋と部屋の間仕切り部分の段差は早速ガリガリに削ります。これで畳の下にあった床と同じ高さに揃えるわけです。これが一番安上がり。もっと見た目を気にする場合には、隣の本来ある部屋と高さを揃えるわけですが、そうなると手間がかかるので高くなります。


この押入部分は邪魔なので、バールのようなものを使って破壊して取り去ってしまいます。


上の棚が無くなりました。早い。


下もべきべきとはがしていきます。


はい、なくなりました。部屋が広くなったよー。


天井の押入の戸がスライドする部分も外します。バールのようなモノ大活躍。


天井の高さも揃えるのでこれぐらいやってしまいます


下ももちろん揃えます


天井から新たに2配線分を別個に回してくるのでこんな感じになります。


パソコン関連などは安定した電力供給が必要なので、コンセント部分は余裕を持って電力を確保。実際に電圧チェッカーなどで計測してみるとけっこう不安定なコンセントがあったりしますが、あれはどこかのコンセントと元の分が同じになっており、一気に同時使用するので一時的に不安定になるためです。アンペアの契約数を上昇させるか、あるいは根本的に各コンセントの電力供給を見直すことで改善します。ハード機器が壊れやすい人はたこ足配線になっていなくても元のコンセントが既にたこ足になっている場合があります。
いくら上等の電源をパソコンに積んでいても、元になる部分がダメだと負荷がかかるばかりで、壊れやすくなります。特に一般家庭に限らず、オフィス環境でもここまで気を配る例はあまりないので、借りるときなどはブレーカーのある配電盤などを見せてもらい、何回線分の電力が来ているのか、まだアンペアをさらに上昇させることはできるのか、さらに引き込んで増やすことはできるのかを見ておきましょう。
リフォーム時にコンセントの数を増やす場合には、見積もりを安く収めるために1回線からバカみたいにコンセントを増やす業者もいるので、電気工事で回線引き込み作業が発生するかどうかは見極めるポイントです。

今度は床の高さを揃える作業。このあたりはさすがに日曜大工のレベルを突破するので個人ではちょっと難しい。


6月21日、もうここまで作業完了。大したものです。


段差はこんな感じで低くなってます


これは天井の照明機器用の穴


なんだかシュールな光景です


6月24日ではこうなりました。壁紙の一部とかを既にはがしており、余計なコンセントの線部分もカットしてあります。


塗ってます、ぬりぬり。


6月26日、かなりそれらしくなってきました


天井に照明機器も入れてます。明るさをある程度コントロールできるのでかなり重宝してます。自然光のいっぱい入る環境下であればこれはかなり有効。


床のタイルを貼る下地作業。


タイルといっても業務用の店舗の床などに使われている丈夫なタイプなので木材のフローリングと同じ見た目で、丈夫さはさらに上を行き、なおかつ安い。裸足で歩いても触っても素人目には本物の木材と見分けが付きません。


実際のフローリングの床材の場合、丈夫さと値段は比例しません。木材の値段と比例するのみです。そのため、見た目重視で選ぶのか、あるいは丈夫さで選ぶのかで違ってきます。一番丈夫な素材が一番安いというのも妙な話。
また、本物の木材を使う場合、あとのお手入れが実は大変です。ホコリやゴミクズなどが落ちており、その上を歩いて通る度に傷が付きます。そのため、毎日お掃除する人でない場合は本物の木材を使ったフローリングはオススメできません。まぁ、フローリングを選ぶ人は掃除をこまめにする人が多いらしいので問題ないとは思いますが…。

かなりそれっぽい雰囲気。ここが押入だったとは思えない。


これが押入のあった場所を叩きつぶしてリフォームした洋間です。コンセントは2組ずつそれぞれ独立していますので、電源はかなり安定しています。


あとはコンセントのカバーをつけて、養生を外して、お掃除すればおしまい。


エアコンの汚さが目立ちますが、リフォーム後、社員が必死になって磨いたので今はちゃんと白いです。


6月27日、完成でーす。


で、6月30日(金)に全部荷物を一気に移動させました。これは移動直後の状態。


隣の部屋と合わせて、あと社員を数名ぐらいは補充できるようにしておきたいところ。これ以外にも買いそろえるものが多くて大変。配線の整理などもしないと…。

というわけで、前回の記事と合わせて、リフォームの参考になれば幸いです。

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in コラム, Posted by darkhorse_log

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