ソフトウェア

Winnyみたいな仕組みのファイル共有ソフト「ANts P2P」


仕組みとしてはWinnyと同じように直接相手とファイルをやりとりするのではなく、間に誰かを経由し、さらに暗号化することで、経由された人は何のファイルが自分のところを通過しているかをわからないようにするというもの。脅迫状を送るのは犯罪だが、その脅迫状を家のポストに届ける郵便配達人には罪がない、というのと同じ理屈らしい。
SourceForge.net: ANts P2P
https://sourceforge.net/projects/antsp2p

P2Pの第1世代がNapsterに代表される中央にサーバを置いてファイルを共有するもの。これは中央サーバを押さえられれば終わり。第2世代がGnutella型で、中央サーバが存在せず、バケツリレー式で共有しているファイルの目次部分を循環させて、目的のファイルをあとは直接やりとりしましょうというもの。そして第3世代がWinnyに代表されるように、直接ファイルを送らず、間に別の関係ない誰かを介在させることで匿名性を維持しようというモノ。今回の「ANts P2P」もこの第3世代目にあたるモノです。


やっていることはWinnyと同じで、ハッシュによる検索も可能。転送はキャッシュを利用しており、暗号化もかなり強度の高いものをデフォルトで使用。また、トンネリングやHTTPのプロキシを使うこともできる。

そして特筆すべきはUPnP対応という点、UPnP対応のルータを使っているのであればポートフォワーディングとかポートを開けるとか言った設定は不要。デフォルトでは443番ポートを利用するようです。

面白い機能としてIRC機能がデフォルトで付いており、さらに共有されているテキストファイルやPDFファイル、HTMLファイル、ワードファイルなどの文字部分が検索可能。

これから先、どのような進化を遂げるのかが楽しみです。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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