メモ

「ワッパー小さすぎ訴訟」に直面したバーガーキングが訴えの取り下げを求めるも却下されてしまう


広告で宣伝しているバーガーは実物に比べて約35%も大きいとして、顧客4人がバーガーキングを訴えています。この件に関してバーガーキング側が「写真と全く同じハンバーガーを提供する必要はない」と反論して訴えの取り下げを求めましたが、認められず裁判は継続されることになりました。

Coleman et al v. Burger King Corporation, No. 1:2022cv20925 - Document 61 (S.D. Fla. 2023) :: Justia
https://law.justia.com/cases/federal/district-courts/florida/flsdce/1:2022cv20925/610352/61/

Burger King must face lawsuit claiming its Whoppers are too small | Reuters
https://www.reuters.com/legal/burger-king-must-face-lawsuit-claiming-its-whoppers-are-too-small-2023-08-29/

Burger King can't ignore customers' beef over its Whopper size
https://qz.com/a-judge-ruled-burger-king-can-be-sued-for-exaggerating-1850784176

2022年3月28日、顧客4人が「バーガーキングの広告は実物より大きく見せている」との主張をひっさげてバーガーキングを訴えに出ました。訴状の中で原告らは「バーガーキングは自社のハンバーガーを競合他社に比べて大きいものとして宣伝しており、特大のミートパティとバンズからはみ出る具材を描いた広告は、実物よりもサイズが約35%大きく、倍以上の肉が入っているように見せている」と述べています。

「ワッパーが広告より35%小さい」としてバーガーキングが訴えられる - GIGAZINE

by Site Marca

2023年8月25日、本訴訟の取り下げを求めていたバーガーキングに対する判決が下り、顧客に誤解を与えたことや、契約違反に当たると原告が主張していることについて、バーガーキングは弁護しなければならないとの命令が出されました。

バーガーキングは「広告に登場する食べ物は、今も昔も、できるだけ食欲をそそるように描かれています。このことを消費者は知っているはずですが、この訴訟の原告は、不合理にも『知らないふり』をしています」と述べましたが、判決を下したロイ・アルトマン判事は「何が合理的な考えに当たるのかは陪審員次第です」と伝えています。


原告は誇大広告にだまされたすべての顧客に対し金銭的に補償するよう求めており、アルトマン判事は今回の判決でこの請求にゴーサインを出しています。実際に賠償請求が認められるかどうかは、今後の裁判で議論されていくことになる形。一方で原告による「テレビ広告やオンライン広告も誤解を招くものであった」との訴えは退け、デジタルマーケティングにおいてバーガーキングが不法行為を働いた証拠はないと結論づけました。

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in Posted by log1p_kr

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