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個人としては史上初のチャンネル登録者数1億人超えYouTuberが誕生

by Christian Wiediger

世界一有名なYouTuberの「PewDiePie」が、個人のクリエイターが運用するYouTubeチャンネルとしては史上初のチャンネル登録者数1億人超えを達成したことが明らかになりました。

PewDiePie becomes the first individual YouTube creator to hit 100 million subscribers - The Verge
https://www.theverge.com/2019/8/26/20831853/pewdiepie-100-million-subscribers-youtube-tseries-competition

PewDiePie reaches 100M subscribers, now in YouTube’s good graces - Polygon
https://www.polygon.com/2019/8/26/20833294/pewdiepie-100-million-youtube-subscribers-minecraft

スウェーデン出身のYouTuberであるPewDiePieことフェーリックス・アルヴィッド・ウルフ・シェルベリ氏が、YouTubeチャンネルの登録者数1億人超えを達成しました。PewDiePieはYouTube上で最も成功したYouTuberであり、書籍やトークショーへの出演、スポンサーシップの拡充などで多くのファンを獲得してきました。チャンネル登録者数が1億人を超えたのは2019年8月24日の夜遅くだそうで、分析サイトのSocialblade.comにはPewDiePieのチャンネル登録者数の推移が詳細に記されています。


PewDiePie本人もTwitterアカウント上で「俺たちはやったぜ!なんて信じられない功績だろう!1億人のすべてに無限のサポートと努力をありがとうと言いたい!自分にふさわしいとは思わないが、永遠に感謝するよ!」とファンに向けて投稿しています。


PewDiePieがチャンネル登録者数1億人超えを達成したのは、彼が最初のムービーを投稿してから約9年後の2019年8月。それ以来PewDiePieはYouTubeに多くの影響を与えてきており、特にゲーム分野への貢献度は計り知れません。プラットフォームの成長に多大な貢献をしてきたPewDiePieを称えるため、YouTubeはチャンネル登録者数1億人超えを祝うムービーを作成して投稿しています。


PewDiePie本人もチャンネル登録者数1億人超えを記念するムービーを公開し、ファンへの感謝を口にしています。。なお、PewDiePieは過去のムービーの中で「YouTubeを始める前、俺は友達のいない奇妙な子どもでした。(しかしYouTubeを始めると)突然、俺のすることを楽しんでくれる多くの人に出会えました」と、自身がYouTubeに救われたことを明かしています。

Best Week Ever. - YouTube


Twitter上の反応をチェックすると、メイクアップアーティストのJames Charlesや人気YouTuberのMrBeast、グラフィックノベル作家のCraig Thompsonなど、さまざまなアーティストやクリエイターから祝福のコメントが送られています。

そんなPewDiePieはチャンネル登録者数をインドの音楽レーベルが運営するYouTubeチャンネルのT-Seriesと競っており、ファンが過激な活動を展開していることが世界中で話題になるほどでした。

カリスマYouTuber「PewDiePie」のファンが登録者数トップを死守すべく過激な活動を大展開 - GIGAZINE


結局チャンネル登録者数では企業の運営するT-Seriesの後塵を拝することとなりますが、それでも個人が運用するYouTubeチャンネルとしては史上初のチャンネル登録者数1億人超えを達成。なお、ライバルのT-Seriesは2019年5月末に史上初のチャンネル登録者数1億人超えのYouTubeチャンネルとなりました。


PewDiePieは反ユダヤ主義的なムービーを投稿したり、人種差別的な中傷を行ったり、ライバルのT-Seriesを批判するような行動を続けるなど、多くの賞賛と共に批判も浴び続けてきました。その影響で、YouTubeの定額サービスであるYouTube Red(記事作成時点ではYouTube Premiumに改名済み)で配信される予定であったPewDiePieを取り上げたオリジナル番組の「Scare PewDiePie」はYouTubeへの悪影響が懸念され最終的にキャンセルされることとなっています。また、PewDiePieに反ユダヤ主義的なイメージが定着してしまったため、Googleの最上位広告プログラムであるGoogle Preferred上からもPewDiePieは除外されてしまっています。

過去の過激な行動に対して複数の代償を支払うこととなってしまったPewDiePieは、「今振り返ると私は非常におろかだったと感じるし、(一部の人を批判するような)行動にはどんな価値もなかったと感じます。基本的に私が行ったすべての悪い行動を謝罪したいと思います。今はマインクラフトをプレイしたいだけです」と反省の弁を述べています。


多くの批判を集めたことから、2019年6月頃からYouTube上での活動を「マインクラフトの実況プレイ」にほぼ一本化してきたPewDiePie。ムービーの中には再生時間が20分を超えるものも存在しており、TV番組の1話と同じ感覚で再生されているとのこと。YouTubeチャンネル開設10周年に近づくこのタイミングでチャンネル登録者数が1億人を超え、そして本来のゲーム実況に立ち返ることになったことについて、PewDiePieは「ゲームに戻ってきて、チャンネルを一巡したように感じる」と語っています。

PewDiePieが結婚を発表したことでファンの間では「PewDiePieがYouTubeを辞めるのでは?」という憶測も流れたそうですが、本人は「今でもYouTubeを本当に楽しんでいます!辞めるつもりはありません!」と語りつつ、「どこかのタイミングで休暇を取ることは良いことだと思います。10年ぶりにYouTubeを頭に入れないというのは良いことです」と語り、チャンネルの更新を止めて休暇を取ることを楽しみにしているとも語っています。

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in メモ,   動画, Posted by logu_ii

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