「ゾンビパニックが解決した後」の世界を描くホラー映画「The Cured」の予告編が公開中
ゾンビ映画でよく描かれる「ゾンビが発生して世界が大混乱に陥る」という部分ではなく、その「ゾンビパニックが解決したあと」にスポットを当てたホラー映画「The Cured」の予告編がYouTubeで公開されています。
The Cured - Official Trailer I HD I IFC Films
舞台はゾンビパニックが終焉を迎えた後の世界。
人間をゾンビにしてしまう「ウイルス」が特定され、ゾンビパニックは解決されました。
かつてゾンビとなっていた男性も……
治療が施されて人間へと戻り、社会復帰を果たすことになります。
しかし、ゾンビだった時の記憶は残ったままなので、「自分は人を殺してしまったのだ」という罪の意識に襲われることに。
「もう治ったんでしょう?」と理解を示してくれる人がいる一方で……
「元ゾンビは出ていけ!」と嫌悪感をあらわにする「ゾンビパニック中も人間だった人々」も多くいます。身近な人々を殺害し、自らにも襲いかかってきたゾンビを、「あのときは自意識がなかった」と言われてもそう簡単に受け入れられるわけがありません。
セナは元ゾンビ。
かつては幸せな家庭を築いていましたが……
子どもからも「もう治ったの?」「また病気になるんじゃないの?」と、不信感を持たれてしまっている様子。
セナに接触する怪しげな元ゾンビの男。
ゾンビだったころの記憶に苦しみ、嗚咽を漏らすセナ。
セナは義妹のもとに引き取られ、新たな生活をスタートしようとします。
「ゾンビになったときのことを思い出すと、苦しくて叫び出したくなるときがある」
ゾンビに襲われた世界では、やはり元ゾンビに対する風当たりは非常に強いものとなっていました。
セナの家の玄関には「Cured(治療された元ゾンビ)」を示すマークが描かれ……
また、ゾンビウイルスの治療にも効果があるゾンビとないゾンビがいるらしく、治療が効かなかったゾンビたちは施設に閉じ込められたまま。
元ゾンビたちは、社会復帰をしたくても難しい状況に頭を悩ませます。
「元ゾンビは一生、元の人間と同じにはなれないんだ」
「ここから出ていって」
差別意識の薄い人間たちであっても、かつてゾンビたちに襲われたという恐怖から抜けきることはできず……
自然と元ゾンビを疎外してしまいます。
アフターゾンビパニックの世界には、元ゾンビたちの居場所はないのでしょうか。
そしてこの世界に再び……
ゾンビたちが現れる事態に発展。
すでにゾンビたちとの戦闘を経験している人々は……
武器を持って応戦。
猛ダッシュで突っ込んでくるアグレッシブなゾンビたち。
軍隊も銃火器で応戦しますが、ゾンビはものともせず襲いかかります。
元ゾンビたちも、今度は現ゾンビたちに襲われる側。
セナは息子を守りつつ逃げますが……
息子は一人で逃走。
圧倒的身体能力で走り来るゾンビに……
人間たちは勝つことができるのでしょうか。
また、元ゾンビたちと人間たちの間の溝は、埋まることがあるのでしょうか。
「The Cured」はアメリカでは2018年2月23日(金)公開。記事作成時点では日本での公開予定は不明です。
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