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障害を持つ子どもたちが初めて無重力状態を体験した瞬間の動画が公開中


フランス国立宇宙研究センター(CNES)傘下で、無重力体験や無重力化の実験を目的とした飛行を行う航空会社NovaspaceESA(欧州宇宙機関)、そしてヨーロッパを拠点にハンディキャップを持つ子どもたちを支援しているグループReves de Gosseが協力して、「障害のある子どもたちに無重力を体験してもらう」というプログラムが2017年8月24日に実施されました。「子どもたちが乗ったNovaspace所有のエアバス機でパラボリックフライトを行って無重力を作り出す」というこの計画で、初めて子どもたちが無重力を体験した様子を記録したムービーがYouTubeで公開されています。

Extraordinary Kids fly in ZERO GRAVITY ! 4K


Novaspace所有のエアバス機。


参加者に説明を行うESAの宇宙飛行士は、「この日は子どもたち、そして大人たちに『驚き』を与え、彼らにかけがえのないものを残すでしょう」と語りました。


わくわくした表情で説明を聞く参加者たち。よく見ると、手前の少女は車いすに座っているのがわかります。


興味深そうに話を聞く車いすの少年。


車いすに座る青年が、隣の女性の肩に手を置いています。今回の計画に参加したのはESAの加盟国であるイギリス・フランス・ドイツ・ベルギー・イタリアの5カ国から集まった8人の子どもたちと、2人の大人とのこと。


無重力状態になるエアバス機に同乗するESAの宇宙飛行士6名が、参加する子どもたちと大人たちに事前の注意事項などを説明します。


実行が近づくにつれて、興奮が抑えきれない様子の少年。


いよいよ実行のときが訪れました。


パイロットの操縦によって……


エアバス機が空へ飛び立ちます。


参加したESAの宇宙飛行士たちが、エアバス機のキャビンで肩を組んでいます。


無重力状態になる前に、子どもたちをリラックスさせようと話しかける宇宙飛行士。


参加者の一人であるこちらの成人男性は、少し足を気にしている様子です。


カメラに向けて興奮と緊張が入り交じった表情を見せる女性。


そして水平状態だったエアバス機が急上昇を始めました。パラボリックフライトでは、機種を上げて上昇した後にエンジン出力を絞り、放物線飛行を行うことで無重力状態を再現します。


嬉しそうな表情の男性。


こちらの少女は宇宙飛行士の女性にサムズアップで答えます。


ある程度機体が上昇したところで、パイロットがエンジンの出力を絞ると……


自由落下状態のエアバス機内で擬似的に無重力が生み出され、ふわりと浮き上がる体に思わず歓声をあげる男性。


この少年は宇宙飛行士の男性からボールを受け取ろうとしますが……


浮き上がるボールとは反対方向へ浮いたまま移動してしまい、取り損ねてしまいました。


体を支えるためのポールに掴まって、笑顔を見せる少女。


こちらの少年は宇宙飛行士に支えられながら、空中で回転しています。


キャビンの中では安全用のネットが張られた上で、リンゴやペットボトルを宙に浮かべて無重力状態を満喫。


女の子の髪も無重力状態で扇状に広がりました。


先ほど固い表情を浮かべていた男性もこの笑顔。


参加者はみな、しばしの無重力状態を存分に楽しんだようです。

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in サイエンス,   動画, Posted by log1h_ik

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