取材

貴重な飛行機のエンジンを見学できタラップカーから紙飛行機を飛ばせるJALの「超・ネ申ヒコーキ」


登録会員数5000万人超えの動画配信サービス・ニコニコ動画のイベント「ニコニコ超会議2016」が、2016年4月29日(金)と30日(土)の2日間にわたって幕張メッセで開催されます。ニコニコ超会議の設営現場に潜入してウロウロしていたところ、JALの「超・ネ申ヒコーキ」というブースで貴重なタラップカーやエンジンを見ることができました。

ニコニコ超会議2016
http://www.chokaigi.jp/

超・ネ申ヒコーキ operated by JAL | ニコニコ超会議2016
http://www.chokaigi.jp/2016/booth/jal.html

幕張メッセのホール4にあるJALのブース。訪れた時はまだまだ設営中のため、何もありませんでした。


会場で設営が進められているころ、実はタラップカーが幕張メッセに向かっていました。


タラップカーが公道を走行している珍しい映像は以下のムービーから確認可能です。

ニコニコ超会議2016へ向かうJALのタラップカー - YouTube


ニコニコ超会議に向かうJALのタラップカーが公道を走行 - YouTube


かなりの低速で幕張メッセへと走って行くタラップカー。


タラップカーが幕張メッセ付近に到着したので、止まっているタラップカーの周囲をウロウロしてみます。


タラップカーの後ろに回り込むと乗り降りに使用する階段が姿を現しました。


このタラップカーは2016年現在でも現役で稼働しているものです。


階段には「JAPAN AIRLINES」のロゴが入っています。


前回のニコニコ超会議では1台しかありませんでしたが、2016年のニコニコ超会議では2台のタラップカーが登場。


このタラップカーは約30年前から使われているものですが、きれいに手入れされています。国内外のVIPが乗り降りしたこともあるそうです。


普段はなかなか見られないタラップカーの細部をじっくり見られるのは、ニコニコ超会議ならでは。


タラップカーが公道に止まっているのは、なかなかシュールな光景です。


いよいよタラップカーがホールに入ってきました。


誘導されながら所定の位置にピタリと停車するタラップカー。


なお、設営準備にはJALの職員も参加していました。


JALのブースは、タラップカーの上から紙飛行機を飛ばす「ネ申ヒコーキ飛ばし」を開催予定。参加者は実際にタラップカーにのぼって紙飛行機をとばせます。また、紙飛行機を指定の的に通過させたり、着陸に成功させたりすると、国内航空券ペア(4組8名)・JAL整備工場ツアー(50組100名)・JALパック海外旅行券3万円などをゲットできます。


タラップカーの階段部分に手すりが設置されていきます。


許可をもらって実際にのぼってみました。


紙飛行機を飛ばす最上段。


最上段から会場を見渡すとこんな感じ。当日はものすごい数の人が来場するので、ここからの景色もものすごいことになっているはずです。


ブースにはタラップカー以外にも、黄色のシートをかぶせられた大きな物体がありました。


カバーをはがすと姿を現したのは飛行機のエンジンです。


JALのブースでは、このエンジンも展示され誰でも見学できるとのこと。


特大のファン。


巨大なエンジンを運んできたのは特製の低床トラックです。


このトラックにはナンバープレートが3枚付いていて、左から成田空港で使用するナンバープレート、通常のナンバープレート、羽田空港で使用するナンバープレートとなっています。


運ばれてきたエンジンはプラット&ホイットニー製の「JT9D-7R4D」という名前で、1986年のB767導入時にJALが採用し、2015年12月までB767(JA8365)の右エンジンとして機体に取り付けられていました。


総飛行時間は5万1096時間とのことですが、エンジンの状態は非常にきれいです。普段はエンジンケースで隠れていて見えない部分もじっくりと見学できます。


タービンを通過した燃焼ガスが噴出されるため通常は絶対に近づけないであろう排気口をも間近で見ることが可能。


じっと見ていると何だか吸い込まれそうな気分になります。


排気口を見て反対側に移動。


パイプやチューブのようなものが所狭しと入り組んでいるのを見ると、男性だけでなく女性でもワクワクするはず。


「NO STEP(踏むな)」と書かれた素人目には全く謎の部品。


一体何がどうなっているかわかりませんが、「すごい!」を連呼しっぱなしでした。


エンジンは全長6mで重量約5.1トン。さすがに人力で運ぶことは不可能なのでフォークリフトの出番です。


フォークを隙間に差し込みます。


フォークが奥まで到達したら……


5.1トンもあるエンジンがウィーンと持ち上がりました。


大勢の人が見守る中、エンジンは所定の位置に無事着地。


退役したとは言え、半年前まで現役だったエンジンをイベントで公開するのはJALの歴史上でも初めてのことだそうで、絶対に見たいという人は2016年4月29日(金)と30日(土)に開催されるニコニコ超会議2016に足を運んでみてください。

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in 取材,   乗り物,   動画, Posted by darkhorse_log

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