シンプルな無地ノートを方眼紙・罫線・ウェブ&ファッションデザイン帳などに変えられるマルチノート「SketchyNotebook」新モデルレビュー

アプリのモックアップ作成用、フォントデザイン用、ファッションデザイン用など、物作りを行う人は用途によってノートを無地・方眼紙・罫線と使い分けることがありますが、何種類もノートを持ち運ぶのは面倒なもの。そこで「SketchyNotebook」は1冊のノートをさまざまな用途に対応させ、シンプルな無地ノートと複数のテンプレート下敷きを組み合わせることでグラフ・モックアップ・インテリアデザイン・ウェブ&フォントデザインなど、幅広い使い方ができるようにしたとのこと。記事作成時点で製品化のために出資募集中のアイテムが編集部にも送られてきたので、使い心地を実際に確かめてみました。
無地ノート。でも、これ1冊で罫線にも方眼紙にも!ーSketchyNotebook | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)
https://www.makuake.com/project/sketchynotebook/
ということで、これがSketchyNotebookのニューモデル。ノート本体とテンプレートを組み合わせて使います。

SketchyNotebookはレターサイズ、A5、A6の3つのサイズがあり、Makuakeでの日本上陸を記念してA5サイズはレッド・ブルー・グリーンの3色が用意されています。写真は左がレターサイズ、真ん中2つがA5、右端がA6サイズです。

ということでまずはA5サイズのSketchyNotebookから見ていきます。

全240ページで重さは450g。

帯は取り外し可能で、ノート背面にはゴムバンドがついていました。

合成皮革のハードカバー仕上げです。ページをめくってみると……

全てのページが白紙。紙は80gアシッドフリーペーパーで、インクペン、万年筆、マーカーなどにもなじみます。

180度水平開きが可能なので見開きのままホールドできるのも便利な点。作業中、手を離したらページが閉じてしまい、何度も同じページを探して開く必要がありません。

真ん中のページだけでなく前の方、後ろの方のページでも見開きのままホールドしてくれました。

ハードカバーの背表紙の内側には収納ポケットがついており、テンプレート、ステッカー、定規などがスマートに収納されていました。前モデルはテンプレートをゴムバンドで挟んで持ち運ぶ仕様だったのですが、新モデルはポケットに入れられるのでよりスマートに持ち運べます。

ポケットは幅を拡張できるタイプなので、ある程度の資料なども挟めそうでした。

デフォルトでついてくるテンプレートは2枚。横罫と方眼があり……

方眼の裏面は等角図になっていました。なお、前モデルは横罫の背面が縦罫になっていたのですが、今モデルでは両方横罫でした。

このテンプレートを利用することで、無地のノートが方眼紙や横罫ノートに早変わり。方眼のテンプレートを用紙の下に敷くと、うっすらと透けます。

少し透けたテンプレートの方眼を使えばグラフやデザインも作れるというわけ。

横罫を利用すると……

きっちりとノートが取れます。テンプレートは前モデルよりも30%薄くなっており、用紙の下に敷いてもごわつきなどは感じませんでした。

また、改良によって製造過程を見直し、ページが取れてしまわないように改良されています。しかし、ページの切り離し自体は簡単で、自分のアイデアをさくさくっと人に手渡せるようになっています。
「SketchyNotebook」新モデルレビュー、ページを切り離すときはこんな感じ - YouTube

さらに、スタートアップパックやクリエイティブパックといった別売りのテンプレートを利用することで、さらにいろいろな使い方が可能。

スタートアップパックはアプリやウェブのデザインを行う人にとって便利なセット。UI&UXデザイナー向けのレスポンシブ・ウェブ・グリッドと、iPhoneのモックアップ、ウェアラブルデバイスのモックアップのテンプレートが入っています。

テンプレートは表裏で全6パターン。

iPhoneのほか、Apple Watchやスマートウォッチのアプリをデザインする際に使えます。ウェアラブル端末テンプレートは前モデルにはなかったもの。

また、クリエイティブパックには、映像作家向けのストーリーボード、フォント作成者向けのカリグラフィー・グリッド、インテリアデザイナー&建築家向けの透視図法のグリッド全6パターンがセットになっています。


使い方は他のテンプレートと同じく、ノートの下に敷くだけ。建物内部のインテリアの構想を広げることができるようになっています。
また、レターサイズのSketchyNotebook Proもあります。これは216×279mmの大きめサイズ。

基本的な構造はSketchyNotebookと同じで、全240ページが白紙です。

付属アイテムもSketchyNotebookと同じですが、テンプレートはノートサイズに合わせて大きめ。

Proには、スタートアップパック、クリエイティブパックの他にファッションパックというものがあります。

レディースウェア、メンズウェア、シューズのデザインがしやすくなるテンプレートがついています。これも表裏で全6パターン。


人型のテンプレートを元に服をデザインしていくことが可能になります。

さらに、かばんにそっと忍ばせておけるA6サイズも。

これも見開き180度でホールドできるとのこと。試してみたところ、小ささもあって後ろの方や前の方のページはA5サイズなどに比べて少し角度が小さくなりそうでしたが、見開きをキープすることはできました。

付属のテンプレートはA5サイズ、レターサイズと同じ。

A5サイズのスタートアップパック・クリエイティブパックも、テンプレートが少しはみ出すものの、使用可能でした。

SketchyNotebookの新モデルは記事作成現在、クラウドファンディングプレットフォームのMakuakeで出資を募集中のアイテム。目標額が30万円のところ、締切まで71日を残した時点で既に40万円以上を集めることに成功しているため、製品化は確実と言えます。2800円でA6サイズのSketchyNotebook基本セットを、3000円でA5サイズの基本セット、3500円でA5サイズ・カラーの基本セット、4500円でレターサイズの基本セットをゲット可能。出資額をアップすれば各種テンプレート付のSketchyNotebookをゲットできますが、テンプレートは後日公式サイトでも購入できるようにする予定とのこと。

なお、発送は2018年5月ごろから行われる予定で、記事作成時点で締切まで残り71日となっています。
無地ノート。でも、これ1冊で罫線にも方眼紙にも!ーSketchyNotebook | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)
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