みんなで食材を切って焼いて煮込んで料理を作りまくり世界の危機を救うアクションパズル「Overcooked - オーバークック スペシャルエディション」プレイレビュー


2016年8月にSteamにてリリースされ、好評価を受けていた「Overcooked」が、2つのDLCも付属したスペシャルエディションとしてNintendo Switchでも10月12日より配信開始されたということで、実際にどんなゲームかプレイしてみました。

Overcooked® - オーバークック スペシャルエディション|Nintendo Switchソフト|任天堂
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000000884

オーバークック OVERCOOKED! スペシャルエディション - YouTube


◆1人プレイ
まずは1人で普通にプレイしてみます。こちらはタイトル画面。


コントローラを選択、設定により最大4人まで遊ぶことができます。


キャンペーンを選択。「ロストモーセル」と「フェスティブシーズニング」は付属している2つのDLCです。


移動と「アイテムを持つ」と「調理アクション」だけというシンプルな操作方法がロード中に示されます。またここでは表示されていませんが、Bボタン(4ボタンの下)を押すと、ダッシュすることができます。制限時間内で調理場のなかを動き回る時、ダッシュは欠かすことができません。


キャンペーンモードはまさかの世界の終末からスタート。


「魔獣」と呼ばれる存在によって世界は滅亡の危機に瀕しています。「魔獣」の腹を満たすためにサラダを作って振る舞います。


料理の作り方は簡単。まずはキッチンの片隅から食材を取り出します。


取り出した食材をまな板へ運びます。


まな板の上に食材を置いて「調理アクション」ボタンを押すと食材をカットして……


お皿の上に置いて食材を盛り付け。


1人プレイでは一度に2人のキャラクターを操作することになります。LボタンもしくはRボタンで操作キャラを切り替えていきます。片方が作業をしている間に、もう片方のキャラクターで別の仕事をして調理を進めていくというわけ。


トマトもカットして同じ皿に盛り付けたらサラダの完成。完成したサラダはフロアに出さなければなりません。料理を出すとポイントが加算、左下に表示されます。今回は魔獣の口に直接運べばOK。


また、左上にフロアの注文が表示されます。レシピは毎度同じものとは限らないので、その都度注文に応えて作って出していかなければなりません。


お皿に盛り付けないとフロアに出すことは不可能。新しい皿を用意するか、汚れた皿を流しでキレイに洗うことが必要となります。


サラダをしばらく作ってると「魔獣の食欲は抑えられない」と謎のタイムポータルへ逃げ込むことになります。


過去に戻って料理をもう一度1から修行をし直すことに。魔獣ステージはあくまでもチュートリアルなので、ここからようやくキャンペーンモードがスタート。


ステージによって調理場のギミックは様々です。例えばこのステージはなぜか路上に調理場が設置されていて、横断歩道を行き交う歩行者の間を縫うように移動して食材を右から左へ運ばなければなりません。


また船上のステージでは調理場の机が定期的に動いてしまい、動線が強制的に変更させられます。どんな動き方をするのかは以下の動画を見るとよく分かります。

「Overcooked - オーバークック スペシャルエディション」の船上ステージギミック - YouTube


また次の動画のように、走る車の上で調理する時は道路に落ちると復活まで時間が少しかかるので、かなり慎重に動かないといけません。車によって食材のカットや調理、皿の準備などできることが違うので、動線を考えて調理をしないとクリアすることは不可能。

「Overcooked - オーバークック スペシャルエディション」の車上ステージギミック - YouTube


こうして様々なステージをクリアし、星を集めます。ポイントによってもらえる星の数は変わり、最大3つまで。1つでも星を獲ることができればステージクリアにはなりますが……


集めている星の総数がステージ開放の条件になっていることもあるので、クリアだけしていても行き詰まってしまうというわけ。例えば4-4は星が42個ないと開放されませんが、右上に表示される星の総数を見るとちょうど42個なので、条件をギリギリクリア。


◆マルチ協力プレイ
1人プレイだと2人を切り替えながら動かしてプレイするので、序盤はどうにかなっても、ギミックが複雑になっていく後半では明らかに無理になっていきます。そのため1人プレイでクリアを目指すのはかなり無謀。キャンペーンモードは2人以上でも進めることは可能なので、後半は複数人での攻略が必須と言えます。


行き来ができない2つの部屋とベルトコンベアが特徴的なこのステージは2人でプレイ。食材や皿をやりとりしながら調理を進めていくという、かなりちゃんとした戦略を求められるステージです。


左にいるプレイヤーが「食材を流す」「肉を焼く」「皿を洗う」「皿の上にバンズをのせて流す」、右にいるプレイヤーが「肉を刻んで流す」「汚れた皿を流す」「最終的な盛り付けをしてフロアに出す」と、事前に相談して役割をきっちり分担。「よし!肉焼けたよ!」「こっちは汚れた皿流します」などリアルで声を掛け合いながらプレイすることでクリア、まさにマネジメントの勝利です。役割分担の様子は以下の様子で確認できます。

「Overcooked - オーバークック スペシャルエディション」 2人協力プレイ - YouTube


最大4人までマルチプレイが可能なので、4人で協力プレイをしてみました。しかし今度は人が多すぎて連携が全くできずに複雑なギミックに翻弄されっぱなし。「トマト切れたよ!」「トマト?マッシュルームじゃなくて?」「鍋までいけないので出しといてもらえますか?」「鍋ってどの鍋?!」とお互い声に出して指示をするも、誰が誰に指示をしてるのか全く分からず、指示系統が混乱したまま失敗してしまうパターンが多く見られました。「船頭多くして船山に登る」とはまさにこのこと。鍋四つを全く管理しきれずにてんやわんやしたあげく、1皿も料理をフロアに出せていない様子は以下の動画で見ることができます。

「Overcooked - オーバークック スペシャルエディション」 4人協力プレイするも全く統制は取れず…… - YouTube


◆4人での対戦プレイ
もちろん対戦プレイも可能。4人であれば、2人1組になってチームバトルになります。相手よりも強い連携を見せて、より多くの皿を出したほうの勝利となります。


例えば以下の動画では、片方がオーブンを焦がして大炎上を起こしている様を横目にもう片方のチームが冷静に調理を進める様が確認できます。「火が消えない!」と慌てふためく赤チームに対して、青チームは「あれは良くない事例だから気をつけましょう」と注意喚起を行い、より絆が深まり動きのキレが良くなるという心温まる一場面でした。

「Overcooked - オーバークック スペシャルエディション」4人対戦プレイ、オーブン大炎上 - YouTube


◆DLCの内容
最初からDLC2本「ロストモーセル」「フェスティブシーズニング」を遊ぶことができます。本編のキャンペーンモードをクリアしたよね?というセリフがオニオン国王から出てきますが、内容としては特にクリアしていなくても問題なく、追加ステージと追加レシピとなっています。


例えば「ロストモーセル」では、さらに複雑なステージギミックが追加されたことにより、労働環境はより劣悪なものに。このステージでは、緑のスイッチを押すことで中央の仕切り壁が移動するため、皿洗いや肉焼きコンロのタイミングをしっかり考えなければなりません。


「フェスティブシーズニング」はクリスマスシーズンに配信されたDLCで、キャラクターがサンタの帽子をかぶり、冬らしくレシピにシチューが追加されています。


スープはトマトやタマネギなどの野菜を同種3つ煮込めばよかったのですが、シチューは複数の野菜の組み合わせがレシピとなっています。そのため、本編ステージ以上に鍋と食材の管理を行わなければなりません。


1人でプレイしているとかなり難しく、頭が付いていかなくなって行き詰まってしまうこともしばしばでしたが、2~4人で声をかけながら遊ぶと何とか進み、かなり盛り上がりました。ヒートアップしてムキになっても突破できない複雑さがあり、他の人を無視して1人で進めても事はうまく運ばず、ちゃんと役割分担と協力をしなければクリアは不可能。常に冷静さが求められるアクションパズルゲームでした。またパーティゲームとしても完成度が高く、友人たちと集まって一緒にわいわい遊ぶにはもってこいの1本。特に対戦では「タマネギ切っておいてって言ったじゃん!」「ほらほらほら鍋焦げるって!」と本物の厨房さながらの怒号が飛び交い、友情をより味わい深いものにしてくれること間違いなし。

Nintendo Switchではダウンロード専用ソフトとして税込2150円で配信中ですが、その価値は十分アリといえます。もちろんNintendo Switch版だけではなく、Steamで配信されているPC版もあります。

Steam:Overcooked
http://store.steampowered.com/app/448510/Overcooked/


2017年10月13日に日本語サポートスタートが発表されたばかりではありますが、Steam版でDLCを遊ぶ際は本体と別に購入しなければならないので注意が必要です。

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in レビュー,  動画,  ゲーム, Posted by log1i_yk