世界で1億人がプレイする大人気ゲーム「League of Legends」はどんなゲームなのか?

「リーグ・オブ・レジェンド」は、2014年の時点で同時接続数750万人を突破し、2016年には月間アクティブユーザーが1億人を突破したオンラインゲームです。2016年3月には日本サーバーがオープンしたほか、日本公式のプロリーグ「LJL」も開催されています。しかし、実際のところどのようなゲームなのでしょうか。リーグ・オブ・レジェンド公式のゲーム紹介PVを元に解説していきます。
リーグ・オブ・レジェンド
http://jp.leagueoflegends.com/
リーグ・オブ・レジェンド:ゲーム紹介PV - YouTube

リーグ・オブ・レジェンド(以下LoL)の試合は基本的に「サモナーズリフト」とよばれるマップで行われます。LoLにとってのサモナーズリフトは、将棋における将棋盤のようなものです。

左下が青チームの本拠地で右上が赤チームの本拠地です。LoLは5人対5人のチーム戦で、ターン制ではなくリアルタイムに進行していきます。

ゲームの勝利条件はただ一つ、「相手の本拠地前にあるネクサスを破壊すること」です。画像の赤丸で囲まれたものがネクサスです。画像は、青チームが赤チームのネクサスを攻撃していて今にも勝利しそうという状況です。

プレイヤーはチャンピオンと呼ばれるキャラクターを操作します。チャンピオンは全部で130体以上いますが、おおまかに何種類かのクラスに分類できます。

遠距離攻撃主体の「マークスマン」とよばれるクラスや……

近距離での殴り合いに強い「ファイター」

魔法攻撃を得意とする「メイジ」もいます。画像はラックスというチャンピオンがスキル「ファイナルスパーク」で敵を倒したシーン。

他にもいろいろなタイプのチャンピオンがいます。画像の「リー・シン」というチャンピオンは機動力の高さが特徴です。

どの試合も最初はレベル1からスタートしますが、戦いの間にレベルアップしていきます。

レベルが上がるとスキルレベルを上げることができます。スキルはそれぞれキーボードのキーである「Q」「W」「E」に対応した3つの通常スキルと、「R」のアルティメットスキルがあります。どのタイミングでどのスキルを上げるかが重要です。

アルティメットスキルはレベル6になると習得できるスキルで、一度使用すると再使用できるようになるまでに時間がかかるものの、その効果は非常に強力です。

マップには「レーン」と呼ばれる通路が3つあります。

それぞれのレーンには「タワー」が何本か置かれています。タワーは近づいてくる敵を自動で迎撃してくれる心強い存在です。青チームのタワーは青色で……

赤チームのタワーは赤色です。

不用意にタワーに近づくと、強力な攻撃を受けてしまいすぐ死んでしまうので注意が必要です。

「ミニオン」と一緒に近づけば、タワーはまずミニオンから攻撃するのでダメージを受けず安心です。「ミニオン」は自動で生産され、勝手にそれぞれのレーンを攻めてくれる小さな兵隊です。

ミニオンがいる間はミニオンを攻撃してくれるタワーですが……

ミニオンがいなくなってしまえばチャンピオンへ標的を切り替えます。タワーを攻撃することに集中しすぎて「いつの間にかミニオンがいなくなっていた」ということになると大ダメージを受けてしまいます。

また、ミニオンがいても、タワー付近で敵チャンピオンにダメージを与えるとタワーはこちらを攻撃してきます。敵のタワー付近では戦わないようにするのがベター。

自分の攻撃でミニオンにとどめをさすとゴールドがもらえます。このゲームにおいて「最後の一撃を自分でいれる」ことは非常に重要です。味方のミニオンの攻撃で敵ミニオンが死んでしまうとゴールドはもらえません。

ゴールドをためると本拠地でアイテムを購入できます。

複数攻撃を強化するアイテムや、単体攻撃を強化するアイテムなどを状況に応じて買っていきます。最初のうちはどんなアイテムがあるのかをすべて把握するのは難しいので「おすすめ欄」や、外部サイトで使用しているチャンピオンを選択するとでてくる「今人気のアイテム」にあるものを適当に買うのがおすすめ。

マップには「ジャングル」と呼ばれる部分もあります。レーンとレーンの間にある暗くなっている部分です。

ジャングルには「中立モンスター」が生息しています。ミニオンの場合敵味方の区別がありましたが、中立モンスターは「中立」とあるように誰でも狩ることができます。

ただの中立モンスターの他に、「エピックモンスター」とよばれるモンスターもいます。これらのモンスターを倒すと味方を強化してくれる強力なバフ(支援効果)をもらえます。もちろんここでも「最後の一撃」が大切です。敵がエピックモンスターの体力を99%削っていても、最後の一撃さえ入れることができればバフがもらえます。

また、試合の途中で死んでしまっても……

数秒待てば復活できます。特にデスペナルティはありませんが、自分を倒した敵にゴールドが入るので敵を育てることになってしまいます。できれば死なないのがベストです。

復活までの時間はレベルが上がるほど長くなります。レベル1では数秒だった待機時間も、画像のようにレベル11の場合だと……

30秒以上待たなければ復活できません。待機時間が長くなるため、試合終盤は1回の死亡が敗北に直結します。

復活までの間は試合に何の影響も与えることができません。うまく敵チャンピオンを倒せたら、敵チャンピオンが復活を待っている間にタワーを破壊し戦線を押し上げましょう。

1試合の流れをまとめると、「ミニオンを倒してレベルを上げ、アイテムを購入」し、「スキルを決めて敵を排除」した後「ネクサスに攻め込む」というものになります。

「eスポーツ」としてプロシーンも盛り上がりをみせています。2017年9月23日より約2か月に渡って世界大会が開催されており、ゲーム系動画配信サイトTwitchにて日本語放送も行われているので、まずは大会観戦からというLoLの始め方をするにはぴったりの時期となっています。

・つづき
世界一プレイされているゲーム「League of Legends」のプロの試合をじっくりと観戦してみた - GIGAZINE

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