「TrueDepthカメラのおかげでiPhone XはAndroidの2年半先を行く」とKGI証券のミンチー・クオ氏が語る


2017年10月後半に予約受け付けが開始されるiPhone Xをめぐっては、顔認証システム「Face ID」の要である「TrueDepth」カメラの生産問題のために当初の計画どおりにiPhone Xの生産が進んでいないとする見方が大勢です。そんな状況にあるiPhone Xですが、iPhone関連の情報の主要人物であるKGI証券のミンチー・クオ氏は「TrueDepthカメラのおかげでiPhone XはAndroid端末の2年半先を行くことになる」と語っています。

KGI: Despite production delays, TrueDepth camera puts iPhone X 2.5 years ahead of Android competition | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2017/10/02/iphone-x-delays-ahead-of-android/

2017年内のiPhone Xの出荷台数に関し、クオ氏は予測台数を当初の4000万台から3000万台~3500万台へと下方修正を行っています。これは需要の低さが原因というわけではなく、生産体制が追いついていないというのが主な理由とのこと。iPhone Xのフロント部に内蔵されるTrueDepthカメラは狭い部分に7つものセンサーを搭載するという設計もあり、このユニット部分の製造の滞りが生産全体の足を引っ張る構図になっているとのこと。


発売直後は製品の供給にやや問題を抱えるiPhone Xですが、クオ氏は2018年から2019年にかけての見通しを「前向きなものになる」と予測しています。特に、TrueDepthカメラによってもたらされる新しいユーザーエクスペリエンスはAndroid端末の追随を許さず、同等の機能をAndroid端末が実装するまでには1年半~2年半の期間を要するとしています。


一方、iPhone 8/8 Plusの需要については、2018年から減少に入るものと予測。特にiPhone Xが登場することで、iPhone同士で需要の食い合いが起こるものとみられています。しかしクオ氏は、需要の減少があるとはいえ、iPhone 8 Plusの好調さを根拠に全体としてはそれほど心配する局面にはないと分析しています。

クオ氏はまた、iPhoneのサプライヤーは短期的に株価の下落を見る可能性はあるものの、中長期的に見れば良い方向に進むであろうとも予測しています。

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