座席での快適な睡眠をサポートする究極のネックピロー「OSTRICHPILLOW GO」を使ってみました
世の中には「寝ながら移動できる列車やバス」などがありますが、毎回このように睡眠が取れる移動手段を選べるわけではありません。そんな悩みを解消するべく、机に突っ伏していつでも寝られる枕「OSTRICHPILLOW」やその軽量版「OSTRICHPILLOW LIGHT」を開発してきたStudio Banana Thingsがたどり着いた、究極でスタイリッシュなネックピローが「OSTRICHPILLOW GO」です。Kickstarterプロジェクト終了から9か月たって、MIDNIGHTGREYとAQUAMARINE2色の「OSTRICHPILLOW GO」がGIGAZINE編集部に届いたので実際に使ってみました。
OSTRICHPILLOW | OFFICIAL WEBSITE
https://ostrichpillow.com/
OSTRICHPILLOW GOは簡単なフィルムの包装に入っていました。
包装のラベルには製品の色が記されていました。左がMIDNIGHTGREYで、右がAQUAMARINEです。
包装を開けて手に持ってみると、片手で軽々持てる大きさと重さ。
ストラップのひもを緩めると、袋の中にOSTRICHPILLOW GOがみっちりと詰まっているのがわかります。
取り出して並べた状態がこれ。左がMIDNIGHTGREYで右がAQUAMARINEです。渦を巻いてくるくると丸まっています。
袋から出すとOSTRICHPILLOW GOはみるみるうちに広がって、かなり大きくなりました。通常の状態でiPhone 6sと並べてみるとこんな感じ。
軽く握ってみると指が沈み込むほどの弾力性と、すべすべとした気持ちのいい肌触り。かなり厚みがありますが、全体で均一の厚さというわけではなく、やや薄めの後方からサイドへかけて緩やかに厚みを増していき、次第に薄くなります。
左右非対称の有機的なフォルムをしていますが、これは人間工学に基づき、どんな骨格や体格でもフィットするように考えられているとのこと。
底の部分には「OSTRICHPILLOW」のタグがついており、隣には小さなジッパー。ジッパーの部分が生地に覆われてわかりにくいですが、ちゃんとジッパーを開くことが可能です。枕として使用するものなので、外のカバーを洗えるのは衛生面でも安心。
ジッパーを開けると、中には原材料のタグがついていました。生地は95%がレーヨン(人造絹糸)の素材となるビスコース、5%がエラスタン(ポリウレタン)でできており、確かに伸縮性がある絹のような手触りが感じられます。
中身を出してみると、左前方の部分にマグネットが3つ並んで縫い込まれていました。
反対の右側前方にもマグネットが1つ。OSTRICHPILLOW GOはこの左右のマグネットを、首の前でくっつけて装着する仕組みになっています。
早速、OSTRICHPILLOW GOをつけて寝心地を体感してみました。OSTRICHPILLOW GOは飛行機や電車など移動中で使用することが想定されているので、それらしい椅子に座って使い心地を確かめます。
クッション性の強いOSTRICHPILLOW GOが首の周囲を包み込み、眠らなくても装着しているだけで非常にリラックスできます。肌触りもよく、装着することによる圧迫感や不快感は全くありません。
首元が緩すぎたりきつすぎたりする場合は、前方のマグネットで調節が可能です。
座席の背もたれに寄りかかったとき、うまくリクライニングを調節できなければ首と座席の間に大きな空間が発生し、快適に眠ることができません。ところが、OSTRICHPILLOW GOを装着すれば不安定な首元をすっぽりと覆ってくれるので、背中を預けたときの姿勢が非常に安定します。
「OSTRICHPILLOW」や「OSTRICHPILLOW LIGHT」のように顔の全面が覆われていないため、装着していても開放感があります。一方で目の周りも空いているため、明るい場所で眠りたくても光がシャットアウトできません。使用中に光を遮断したいときは、アイマスクを使用したほうがベター。
視界がふさがれないので、椅子に座って本を読む時など日常的にも使い勝手がよさそうです。
OSTRICHPILLOW GOはしっかりと首元をホールドしてくれるので、飛行機や新幹線などの座席でも快適に睡眠をサポートしてくれそう。たとえ睡眠が目的ではなくても、移動中に柔らかな感触に包まれているだけで十分リラックスできると感じました。
なお、記事作成時点では、OSTRICHPILLOW GOはクラウドファンディングサイトのINDIEGOGOから直接購入することが可能。価格は45ドル+送料で1個、80ドル+送料で2個となっており、発送は10月以降の予定です。
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