「Google Chrome 61」正式版リリース、JavaScriptモジュールとWebUSBのサポートが追加


Googleがウェブブラウザ・Google Chromeの最新安定版「61.0.3163.79」をリリースしました。最新版のChromeでは、JavaScriptモジュールとWebUSBのサポートが追加され、22件のセキュリティ修正も行われています。

Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop
https://chromereleases.googleblog.com/2017/09/stable-channel-update-for-desktop.html

New in Chrome 61  |  Web  |  Google Developers
https://developers.google.com/web/updates/2017/09/nic61

Chrome 61 arrives with JavaScript modules and WebUSB support | VentureBeat | Dev | by Emil Protalinski
https://venturebeat.com/2017/09/05/chrome-61-arrives-with-javascript-modules-and-webusb-support/

Chrome 61: JavaScript Modules, WebUSB, WebShare and more - YouTube


Google Chrome 61では新しくJavaScriptモジュールをネイティブサポートするようになり、スクリプトの依存関係を宣言できるようになります。JavaScriptモジュールのネイティブサポートは、ブラウザが細かい依存関係を並行してフェッチし、キャッシングを活用し、ページ全体の重複を回避し、スクリプトが正しい順序で実行されることを保証してくれるとのこと。

なお、JavaScriptモジュールの仕様やデモなどは以下のページにまとめられています。

JavaScript modules - Chrome Platform Status


また、Google Chrome 61ではV8 JavaScriptエンジンがバージョン6.1にアップデートされており、パフォーマンスの向上とバイナリサイズの縮小を期待できます。

バージョンは異なるものの、V8 JavaScriptエンジンがどれくらいパフォーマンスを改善してくれるのかは以下の記事を読めばわかります。

Google Chrome搭載のJavaScript実行エンジン「V8」でインタプリタ「Ignition」とコンパイラ「TurboFan」がデフォルトで有効に - GIGAZINE


もうひとつの大きなアップデートはWebUSB APIのサポートで、これによりウェブアプリがユーザーが許可するUSBデバイスにアクセス可能となります。つまり、USB経由でPCと接続されているキーボード・マウス・プリンタ・ゲームパッドといったハードウェア周辺機器から提供されるすべての機能をウェブアプリが使用可能となるわけです。また、もちろんのことですがウェブ上におけるセキュリティ保証も保たれます。

By Alejandro Mallea

なお、GoogleはGoogle Chrome 61のリリースに際して少なくとも2万3500ドル(約260万円)をバグの修正に費やしており、「セキュリティ修正のためだけでもアップデートの意味はある」とVentureBeatは記しています。

また、セキュリティに関して言えばGoogle Chrome 61ではWoSignおよびStartComの証明書の信頼を取り消しています。Chromeの開発チームはAlexaの上位100万サイトに基づくホスト名のホワイトリストに従って信頼対象を限定しており、このリストはChromeがリリースを重ねるごとに絞り込まれていました。そして、Chrome 61ではこのホワイトリストが削除され、既存のWoSignおよびStartComによるルート証明書および、それらが発行したすべての証明書は完全に拒否されることとなります。

なお、Googleは6週間ごとに新しいバージョンのブラウザをリリースしているので、Google Chrome 62は10月中旬に到着する予定です。

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