高騰し続ける仮想通貨Bitcoinを掘る世界最大のマイニング工場に潜入、2万5000台のマシンを酷使する採掘現場の恐るべき実態に迫る


仮想通貨「Bitcoin(ビットコイン)」は、世界中に分散して保存された取引台帳に取引の記録を整合的に記録する計算処理に対して新しいビットコインを割り当てる「マイニング」という行為によってシステムが維持されています。ビットコインマイニングの最前線とはどのようなものかをさぐるべく、すさまじい数の専用マシンを使ってビットコインを掘り続ける世界最大のマイニング工場の仮想通貨採掘現場をQuartzが取材しています。

Photos: China has one of world’s largest bitcoin mines — Quartz
https://qz.com/1055126/photos-china-has-one-of-worlds-largest-bitcoin-mines/

中国の内モンゴル自治区オルドス市にあるBitmainのマイニング工場。8つある工場のうちの7棟でビットコインのマイニングが行われています。Bitmainはオルドス工場から400マイル(約640キロメートル)離れた北京市に本拠を構えていますが、石炭による火力発電で電気代が安いオルドス市にあった老舗のマイニング工場を2015年に買収したそうです。


工場の外観。殺風景な工場群は、外から見る限り何を「作って」いるのかよくわかりません。


ビットコインを掘るマシンは全部で2万5000機。マシンはラックに整然と並べられています。


大量に発生する熱対策のための巨大なファンは、工場内の空気を循環させて冷却するとのこと。


残る1つの工場ではLitecoinという仮想通貨を掘っているそうです。


電源ユニット


仮想通貨のマイニングには膨大な電力が必要なので、ヒューズボックスを備えたコンセントでマシンに電力を供給します。Bitmainのオルドス工場の電気代は1日に3万9000ドル(約430万円)だとのこと。


機械の動作をチェックする従業員。8つの工場では50人の従業員が働いています。


極限まで酷使するマシンが正常に機能しているかを管理している様子。


棚を清掃する従業員。工場は24時間態勢で、休むことなく仮想通貨を掘り続けます。


工場に隣接する本部の様子。工場を管理しています。


変圧器は工場とは別のビルで運用されています。


変圧器にアクセスするための鍵。


ASICと呼ばれるチップを搭載する専用のマシンはフル稼働で運用されるため、故障するのもしばしば。簡単な修復作業は現場で行います。


以下の画像はマシンの梱包材。壊れたマシンを入れ替えるために、日々大量のマシンが新たに投入されている模様。


メンテナンスの様子。マシンを棚に戻す作業は重労働です。


マイニングマシンの保守を務めるホウ・ジエさん。24歳のジエさんは大学を卒業したばかり。7人の従業員と共同生活をしているとのこと。


夕食を作る作業員。


食事はみなで一緒にとります。


1BTCが4000ドル(約44万円)を超え、相場が高騰し続けるビットコインは、1日に700万ドル(約7億7000万円)の新規コインがマイニングによって生み出されています。Bitmainはビットコインネットワークの4%を占めるトップマイナーの一つだとのこと。ビットコインを掘って一獲千金を狙うならば、中国にいくつもあるBitmainクラスの強敵と戦わなければならないということです。

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