約7.6億円分のBitcoinを保存したハードディスクが埋められて行方不明に

By United Nations Photo

Bitcoin(ビットコイン)」はコンピュータから採掘して入手する新しい仮想通貨として、相場は大きく上下しながらも高騰を続けています。現在では個人で採掘するのは難しい状況になっていますが、2009年に自作のプログラムで約7億6000万円に相当する7500Bitcoin(BTC)を採掘した人が、間違ってビットコインを保存したままハードディスクを廃棄してしまったとのことです。

Missing: hard drive containing Bitcoins worth £4m in Newport landfill site | Technology | theguardian.com
http://www.theguardian.com/technology/2013/nov/27/hard-drive-bitcoin-landfill-site

まだ、ビットコインの名がさほど知られていない2009年、IT企業で働くジェームズ・ハウェルズさんは、自分でビットコイン採掘プログラムを組み、DELLのノートPCで1週間実行。2009年当時ではほぼ価値はなかったものの、7500BTCものビットコインの採掘に成功しました。

しかし、彼のガールフレンドは、PCの大きな騒音や高音の排気熱に対して不満を漏らしていたため、ハウェルズさんは採掘を1週間でストップ。その後も彼はPCを使用し続けましたが、忙しい生活の中で、7500BTCを保存していることをすっかり忘れてしまいました。また、中にはビットコインのアクセスに必要な、「プライベートキー」も含まれていたとのこと。

By Patrick Hoesly

2010年にハウェルズさんがレモネードをこぼしたことでPCが故障したため、彼は分解して大部分のパーツを売却・廃棄しました。ハードディスクだけは引き出しの中に保存していたものの、ビットコインの存在を思い出すことはなく、2013年6月~8月の間に家の掃除を行った際に7500BTCを保存したハードディスクを廃棄。11月になってから、ふとビットコインのことを思い出したハウェルズさんは、現在のレートで約7.6億円分のビットコインを失うという大きな過ちを犯したことに気づきました。

By Antana

ハウェルズさんは、「予期せぬバックアップ」や「何かの間違いによるコピー」に期待して、家中のUSBメモリをくまなく検索しましたが、何も見つけることはできませんでした。彼はイギリス・ウェールズのニューポートにある廃棄物埋立て場へ行き、職員に事情を説明。しかし、「3~4か月前であれば地下4フィート(約1.2メートル)のどこかに埋まっていると思いますが、広範囲にわたる発掘には、警察でも『人員15名・抗夫2名・設備警備員』といった構成の大がかりなチームを必要とするため、個人で探し出すことは不可能でしょう」と、職員は話しています。

By Jonno Witts

ニューポート市議会のスポークスマンは、「廃棄物埋立て場での宝探しは許可しない」こと、そして「もしハードディスクが発見された場合は、ハウェルズさんへ返却する」ことをコメントしています。さらにハウェルズさんは、「Return My Bitcoins」というウェブサイトを作成しており、ビットコインをインターネット上ではなく、実際に発掘するための寄付を募っています。

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