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ロボットによる自動配達を認める法律が世界で初めて施行されロボット配達が解禁へ


ロボットで荷物を配達することを許可する新しい法律がアメリカのバージニア州で施行されることになりました。この法律により、地上で動作する自律型ロボットによる配達サービスが可能になります。

Virginia is the first state to pass a law allowing robots to deliver straight to your door - Recode
https://www.recode.net/2017/3/1/14782518/virginia-robot-law-first-state-delivery-starship

IT関連のメディアのRecodeによれば、荷物を配達するロボットが歩道や横断歩道を走行することを許可する法律が、アメリカのバージニア州で2017年7月1日から施行されるとのこと。この法律の草案は、バージニア州のRon Villanueva議員とBill DeSteph議員が、エストニアに本社をおく地上配送ロボティクス会社のStarship Technologiesと提携して作成したものになります。


施行される法律では、配送ロボットの速度が最大10マイル(約16km)、本体重量が50ポンド(約22kg)以上と定められています。ロボットを操作可能な人が常に近くで監視する必要はないものの、少なくとも遠隔で監視し、問題が発生した場合には速やかに操作権を引き継ぐ必要があるそうです。また、ロボットの走行が許可されているのは歩道と横断歩道のみとのこと。

バージニア州の市町村ではロボット配達に関する規制を制限することが可能。例えば、市議会がロボットの走行スピードをもっと遅くしたい場合は速度規制を強めることができるというわけです。


法律の草案作成に協力したStarship Technologiesは、Skypeの創業者が起業した会社。どのような配達ロボットを開発しているのかは以下の記事から確認できます。

Skype創業者が自動配達ロボット開発のための会社を設立、ドローンではなく地上を走行 - GIGAZINE


なお、バージニア州で議会を通過した法案と同様のものがアイダホ州とフロリダ州で提案されており、他の州でもロボット配達が解禁される可能性があります。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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