レビュー

誰でもカンタンにドローンレースが楽しめる「京商 DRONE RACER」でレースにチャレンジしてみた


R/Cカーで知られる老舗メーカーの京商から、誰でもカンタンな操作でドローンを楽しむことをコンセプトにした「Drone Racer」が登場しています。一般的なドローンで使われるスティック型コントローラーではなく、R/Cカーと同じタイプのホイール型コントローラーで操作でき、あとは機体が勝手に難しい操作を肩代わりしてくれるというドローンが3機届いたので、編集部員を繰り出してドローンレースにチャレンジしてきました。

京商RCモデル 1/18スケール ラジオコントロール ドローンレーサー DRONE RACER G-ZERO(ドローンレーサー ジーゼロ)ダイナミックホワイト レディセット 20571W - ドローン - RCヘリコプター・ドローン
http://rc.kyosho.com/ja/rchelicopter-drone/drone/20571w.html

京商RCモデル 1/18スケール ラジオコントロール ドローンレーサー DRONE RACER ZEPHYR(ドローンレーサー ゼファー)フォースブラック レディセット 20572BK - ドローン - RCヘリコプター・ドローン
http://rc.kyosho.com/ja/rchelicopter-drone/drone/20572bk.html

ということで借りてきたDrone Racer。機体デザインとカラーの違う2タイプのボディが用意されています。


ホワイト基調の「ダイナミックホワイト」をまとったボディは「DRONE RACER G-ZERO」と名付けられています。


そしてブラック基調の「フォースブラック」に塗られた機体は「DRONE RACER ZEPHYR」。ともにフォーミュラマシンのようなデザインで、リアにはレーシーな雰囲気をかもし出すウイングが装着されています。


Drone Racerの特長の一つが、このホイール形の送信機(コントローラー)。タイヤで走るR/Cカーに慣れている人なら、もう何も考えなくても操作できてしまえそうな予感すら漂ってきます。


コントローラー上面には、ラジコン少年の心をくすぐってくるトリム類。機体の細かな調整を行うことも可能ですが、特に何も触らなくてそのまま飛ばしてもOKです。


操作中の手はこんな感じ。左手の人さし指で機体の前後、そして右手でホイールを回して、機体の横滑りとステアリングをコントロールするだけ。あとは、左手の親指のあたりにある3段階のスイッチを操作することで、「着地」「高度35cm」「高度60cm」を自動で保ってくれるようになっています。


ということで、実際に飛ばしてみた様子は以下のムービーから。今回参加した編集部員のうち2人は、いわゆる「ずぶの素人」でしたが、15分も操作しているうちに徐々にコツがつかめてきていました。

京商「Drone Racer」3台でドローンレースにチャレンジしてみたらかなり楽しめた - YouTube


フライトを楽しむことはもちろん、ドローンレースも楽しめるDrone Racerは、他のプレイヤーと混乱しないためにLEDのカラーを変えることも可能。フロント側のプロペラユニットには、青・白・水色・桃・緑・黄の6色に変更できるフルカラーLEDを搭載。また、リア側のプロペラユニットには、機体の状態を色で確認できるインジケーターが内蔵されています。また、機体の先端には白色LEDのヘッドライト、そして後端には赤色LEDのテールライトが装備されています。


カウルを外したボディ本体はこんな感じに非常に細身な設計。あえて高高度に達させないこと、各種の安全機能などを装備し、そして機体重量がわずか約130グラムであることで、Drone Racerは航空法の規制対象に入らず、特定の禁止区域以外であれば自由にフライトを行うことができます。


機体中央部にはセッティング用のスイッチや拡張用コネクター、そしてPCと接続して操作性をチューニングできるMicro-USB端子などを装備。また、専用のラップカウンターと連動する赤外線LEDを搭載しています。


モーターは超小型のブラシレスモーターを採用し、ギアを介してプロペラを駆動しています。プロペラにはガードが取り付けられているので、衝突時の危険も抑えられています。


機体の底面にはバッテリー格納用スペース。容量1000mAhの専用Li-Poバッテリーを使用し、1度の充電で約10分のフライトが可能です。ちなみに、バッテリーの充電は付属のUSB充電器を使い、1~2時間で満タンまで充電できます。


バッテリーはこんな感じでスポッと機体に格納できました。


プロペラの角度は、付属のパーツを使うことで「0度」「10度」「20度」に変更することが可能。これにより、安定性重視から速度重視のセッティングに変更することができます。


ノーマル状態だと、このようにプロペラは水平状態。安定性優先タイプのセッティングで、上記のムービーは全てこのセッティングで飛ばしたもの。


「10度」にするとこんな感じになり……


最も過激な「20度」にすると、ここまでプロペラが前傾。


実際に20度に設定して飛ばしてみた様子がこちら。離陸した瞬間から勢いよく加速しだすので、レースには有利ですがうまく操作しないと確実にクラッシュ→リタイアというハイリスク・ハイリターンな機体になります。

Drone Racerのプロペラを「最速セッティング」にすると凄いことになった - YouTube


さらにセッティングを詰めたいという人は、PCに専用ソフト「ドローン・レーサーセッティングマネージャー」を使うことで詳細な設定を行うことが可能です。


設定画面はこんな感じ。各種設定のほか、ユーザー登録を行ったり、ファームウェアのアップデートを行ったりが可能。さらに、ユーザー設定を行うことや、各種イベントに参加することで、パワーアップアイテムをゲットして反映することも可能だとか。


ソフトはWindows向けに提供されているほか、今後はAndroid版が提供される予定とのことです。

京商|DRONE RACER SETTING MANAGER | ドローンレーサーセッティングマネージャーを楽しもう!


こんな感じで、Drone Racerは手軽にドローンレースを楽しむことができるモデルとなっていました。記事を担当した編集部員はこれまでにも数々のドローンを経験してきましたが、文字どおり直感で操作できるDrone Racerの操作性は他のモデルと完全に一線を画すものになっていました。速度が速すぎず、高度も高すぎず、周囲の安全に注意さえすればどこでも楽しめることに特化したDrone Racerは、ひょっとすると最も一般ユーザーに楽しさを提供してくれるモデルなのかも知れない……と感じるに至ったのでした。


京商「Drone Racer」は定価2万6000円(税別)で京商オンラインストアなどで販売中。Amazonではおよそ2割引の2万円前半のプライスが付けられていました。

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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