紙飛行機を自動的に毎分120枚も折っては射出する「Paper Airplane Gun」
紙飛行機を手で折ると1分くらいかかってしまうものですが、テクノロジーの力で紙飛行機を自動的に折る機構を開発し、完成した紙飛行機をマシンガンのように次から次へと射出できる「紙飛行機自動生成銃」に情熱を燃やす男性が存在します。2014年にバージョン1が完成済みで、最新版となるバージョン2は毎分120枚の速度で紙飛行機を撃ちまくることができます。
Paper Airplane Gun PFM-A5 in action! - YouTube
これが「Paper Airplane Gun」で、手前に見えているのが射出口です。
全長105cm、重量10kgという巨体を持ち、銃というよりはもはや大砲です。
ちなみに、バージョン1はこんな感じなので、かなり大型化したことがわかります。
後部のフタを開けるとマガジンになっており、弾丸となるA5用紙を200枚充填可能。
上側の装甲を取り払うと、内部には紙飛行機を自動で折る機構が収められていました。
側面はガラス張りになっており、大量の歯車が動く様子を見ることができます。
サイズさえ合えばさまざまな種類の紙に対応しており、好きな色紙を入れればカラフルな紙飛行機をブッ放せるわけです。
というわけでトリガーを引くと、マガジンから紙が供給され、紙飛行機の形へと変化していきます。
射出口の手前は、先端をとがらせた紙飛行機を半分に折って合わせる部分になっている模様。
最高速度は毎分120枚なので、2分足らずで200枚すべてのA5用紙を紙飛行機に変化させられるわけです。
カラフルな色紙をセットして……
あちこちに向けて紙飛行機を飛ばす開発者の男性。射出された紙飛行機は風にのってうまく飛んでいっており、ただ紙飛行機の形に折れているわけではなく、実用的な形状になっていることがわかります。
子どもが喜びそうなマシンですが、男性もうまく作動してうれしそうに紙飛行機を撃ちまくり。
バージョン1からバージョン2が完成するまでに2年かかりましたが、今後もこの男性のYouTubeチャンネルである「Papierfliegerei」を見ていれば、いつの日かバージョン3が登場するのかも。
なお、Paper Airplane Gunを街中で乱射しているムービーもあります。紙飛行機を路上に散乱させたことで、掃除のおじさんに怒られる様子なども収められています。
Paper Airplane Machine Gun v2.0 / Papierflieger-MG v2.0 - YouTube
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