LEDを使ってニキシー管のようなクールなライト「Lixie(リキシー)」を自作
ガラス管の中でオレンジ色に光る数字・文字・記号を表示する「ニキシー管」は独特の見た目がキュートですが、LEDライトのように手軽に入手できるものではありません。ニキシー管は好きなものの持っていないというコーナー・ニシジマさんがマイコン内蔵のLEDとレーザーカッターを使ってニキシー管のような見た目のLEDライト「Lixie(リキシー)」を自作・公開しています。
"Lixie", an LED alternative to the Nixie Tube • Hackaday.io
https://hackaday.io/project/18633-lixie-an-led-alternative-to-the-nixie-tube
リキシーがどんなライトなのかは以下のムービーを見れば一発でわかります。
"Lixie" Color Test! - YouTube
数字の「4」が浮かび上がっているのがリキシー。
数字は0から9まで自在に表示可能で……
ライトのカラーも変更できます。
アップでみると透明な板が複数枚重ねて配置されているのがわかります。
制作者のコーナーさんがリキシーについて解説しているのが以下のムービー。
"Lixie" Edge-lit Numeric Display for Arduino - YouTube
これはリキシーの試作品。
光源にはマイコン内蔵のLEDライトであるWS2812Bを使用し、LEDのカラーや表示する数字はArduinoで制御しています。
透明のガラス板のように見えるのはアクリル板。これをレーザーカッターで加工してリキシーの試作品は作られているわけ。なお、板にはそれぞれ0から9の数字が加工されており、対応する板にライトを当てることで数字を表示しています。
リキシーの底部分には基板があり、ここにLEDライトが埋め込まれています。
例えばLEDライトのカラーを暗めのオレンジ色に変えるとこんな感じ。よりニキシー管っぽい見た目に変わります。
リキシーの構造が一発でわかる図形がコレ。0から9の数字が彫られたアクリル板10枚を、上下で固定し、その下にLEDライトを取り付けているわけです。
LEDライトが付けられた基板はこんな感じ。
LEDライトは20個使用されており、基板のレイアウトはこう。
リキシーを作るのに必要なものは以下の通り。なお、制作者のコーナーさんは材料の調達や加工にオンライン加工サービスのPonokoを利用したそうです。
・WS2812B×20個
・1000uFのコンデンサ×1
・ベニヤ板×1
・黒色のアクリル板×1
・透明のアクリル板×1
・M2.5のナットとボルト×4
リキシー制御用のArduinoライブラリは以下で公開されています。
GitHub - connornishijima/Lixie-arduino: Edge-lit Nixie-like display for Arduino!
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