取材

東京都大田区のタイヤ公園(西六郷公園)でゴジラのような大怪獣を見てきた


小さなお子さんがいたら大はしゃぎでしょう。子ども連れで訪れたい公園でした。古タイヤを利用したロボットやロケット、そしてゴジラのような巨大怪獣まで拝むことができます。

こんにちは、自転車で世界一周をした周藤卓也@チャリダーマンです。33歳のおっさんでもタイヤ公園には大はしゃぎでした。これほどまでにユニークな公園があるなんて思ってもいませんでした。

◆アクセス
2016年10月16日の東京での報告会に向けて、地元・福岡から横浜に出てきた10月6日。秋晴れの天気の良い日で、ちょっと時間ができたので、インターネットで見つけて以来、気になっていた「タイヤ公園」へ足を運びました。東京都大田区にある、古タイヤを利用した遊具やオブジェがある公園です。正式名称は「西六郷公園(にしろくごうこうえん)」。

大田区ホームページ:西六郷公園(タイヤ公園)
http://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/park/nishirokugou.html

グーグルマップだとここ。最寄り駅は京急電鉄の雑色駅です。


その日は1日乗車券を使って移動していたので、降り立ったのはJR蒲田駅。西口から線路に沿って南に歩いていきます。


環八通りの高架をくぐって……


線路を渡ります。これはJR東海道本線ではなく、蒲田操車場へ向かう線路の踏切です。


あと400mの看板。線路に沿って歩いていきます。


そして到着。溢れんばかりのタイヤで黒が際立つ異色の公園がありました。


道路に面した入口には「タイヤ公園」と記された看板もあります。


◆タイヤ公園
平日のお昼ということで、お父さんお母さんたちが小さな子どもの手を引いていました。そんな公園には不釣り合いな私……。かなり肩身が狭かったのですが取材なのだと自分に言い聞かせて公園内を歩き回りました。

タイヤを使ったジャングルジム。


大人の背丈ほどある巨大タイヤが吊るされています。ブランコのように腰をかけることができました。


死後、骨だけになった感じの車。


大人気番組「SASUKE」のリトル版みたいなアスレチックコース。


意味もなく手でひたすら回すだけの遊具と思っていました。子どもってそんなの好きじゃないですか。でも、ルームランナーのように上に乗って歩くのが正しい遊び方?


公園内には「タイヤ山」がありました。


登頂。タイヤの中央にはコンクリートが入っています。足を滑らすのも怖いので小さなお子さんには注意しましょう。


砂場には小さなすべり台が置いてあります。


タイヤのロケット。


ファンキーな目をしたロボットもいました。何もかも受け止めてくれそうな包容力のある両腕でした。


公園には大きなすべり台もありました。ためらうくらいの急角度で、滑るとお尻がヒューッとします。


すべり台の下でばらタイヤを発見。お尻に敷いて滑るのでしょうか?


すべり台は階段を使わずタイヤを伝って上に登れます。


大きなすべり台の上から公園を見渡してみました。

ロボットとロケットのある砂場。


おや、あちらには怪獣らしきものが見えます。2体います。


◆大怪獣
ドン!タイヤ公園のシンボルともいえる、黒いタイヤの大怪獣です。高さは8m、頭から尻尾までの全長は20mになるそうです。


比較対象となるべく横に並んでみました。大迫力。


こんな横顔をしていました。錆びている目が血走っているようにも見えて怖さ倍増。真っ赤なお口の中にトゲトゲの鋭い歯をのぞかせました。


この角度だと身振り手振りで壮大な事業プランを説明する社長のようです。「まずは全部壊すことから始めまして……」


今年話題となったシン・ゴジラと一緒に。この公園がある大田区も映画のロケ地の1つだったので、コラボ企画をやっていました。


大怪獣の背後に回るとこんな感じです。背びれもタイヤで作られています。


長い長い尻尾には道ができていました。トンネルをくぐるように、キャッキャとちっちゃな子どもたちが駆け抜けていました。


近くにもう1体、小怪獣の姿もありました。


こっちの怪獣は顔も手ももかなり雑な造りです。


◆タイヤ怪獣はゴジラ?
かつては公園を管理する大田区が親子のゴジラと表現していたようですが、今は「怪獣」と呼ばれています。しかし、見た目がそこまで似ているわけではないものの、黒光りする肌やごつごつした背びれ、波打った尻尾といった要素から、公園に遊びに来た人がブログやSNSで「ゴジラ」と表現しているのを見かけました。

公園内に存在感を放つ2体の「ゴジラ」ならぬタイヤ怪獣。


シン・ゴジラはいつものように破壊の限りをつくしたようですが、タイヤ公園の怪獣は子どもたちを暖かく見守っていました。守護神のようでした。


公園内にはトイレ、水飲み場もありました。

◆注意事項
穏やかでのんびりとした公園ですが幾つか注意することがありました。

置き引きにご注意。


夏季は、タイヤが高温になりますのでご注意ください。


蚊に刺されないように気をつけましょう。デング熱もありましたしね。


子育てに励むお父さん、お母さん、お子さんに「どこか連れて行って!」と催促されたら、こちらのタイヤ公園はどうでしょうか?

(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
Twitter @shuutak
)

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ついに出た「シン・ゴジラ Blu-ray」レビュー、「ジ・アート・オブ シン・ゴジラ」で描いていなかったメイキングが全部ここにある - GIGAZINE

ゴジラのアニメ映画「GODZILLA」2017年全国公開が決定 - GIGAZINE

シン・ゴジラ「蒲田くん」をアイスで再現した「シン・ゴジラ 第二形態アイス」をナンジャタウンで食べてきた - GIGAZINE

庵野秀明責任編集の公式記録集「ジ・アート・オブ シン・ゴジラ」発売日が2016年12月30日に決定 - GIGAZINE

「シン・ゴジラ」はどのように作られたのかがわかる白組によるCGメイキング映像公開 - GIGAZINE

なんと100万円近い庵野秀明プロデュース・ゴジラ雛形レプリカ特別版(1号雛形仕様)「シン・ゴジラ」 - GIGAZINE

体長6メートルの超巨大な怪獣着ぐるみ 「で怪獣」をウルトラマンで有名な円谷プロが開発 - GIGAZINE

in 取材, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.