Facebookを支える最高レベルにエコでクリーンな巨大サーバー施設をザッカーバーグCEOが公開
2013年にFacebookがスウェーデンに建設したデータセンターは、Facebookいわく「世界でもっとも効率的なデータセンター」だとのこと。そのFacebook自慢のデータセンターの内部を、マーク・ザッカーバーグCEOがFacebookページで公開しています。
(9) Mark Zuckerberg - Over the next few months, I'm going to start...
https://www.facebook.com/zuck/posts/10103136694875121
巨大なサーバーが整然と並べられた巨大な部屋。これはFacebookのテクノロジーを支えるデータサーバー内の様子です。
サーバーの裏面はこんな感じ。ケーブル類は適宜まとめられていて、乱雑さは見られません。機器の数を減らすことは効率を高めるのにも、故障時のメンテナンス性を高めるのにも効果的だとのこと。
この巨大サーバー施設の大きな特徴は、巨大なファン。
Facebookは、北極圏からわずか70マイル(約110キロメートル)南にある北スウェーデンに、 Luleåデータセンターを建設しました。気温がマイナス10度の極寒の地を選んだのは、大きなわけがあります。
データセンターではサーバー群が発熱するので、その熱を効率的に排熱して冷却効率を高めることがサーバー施設の安定稼働のために不可欠です。Facebookはデータセンター外の冷気を、施設内に設置した多数のファンで室内に取り込んで、サーバー群を効率的に冷却することに成功したとのこと。
「この施設以上に効率的なデータセンターは、世界にはありません」とLuleåデータセンターを設計したジェイ・パーク氏は述べています。
他のデータセンターに比べて10%以上もシステム全体の効率を高めたLuleåデータセンターでは、ほぼ40%の電力削減に成功しているそうです。
Luleåデータセンターの外壁には、木材のパネルが貼られています。できる限り自然の素材を取り入れたいと考えているとのこと。
ザッカーバーグCEOは、「スタイリッシュな外観は、施設内の革新的なデザインを反映している」と述べています。
このデータセンターで働くということは、最高の責任を伴うものだとのこと。
機器同士をつなぐケーブルワークの巧みさは、ほれぼれするレベルです。
壊れたハードディスクを手に取る男性。
これは破棄されたハードディスクの残骸。プライバシー保護のために故障したり取り換えたハードディスクの破壊行為が必要だそうです。
・関連記事
すさまじいまでのFacebookの成長と稼ぎっぷりを示す決算報告&各種データが公開される - GIGAZINE
Facebookのデータセンター内にある「モバイル端末ラボ」とは - GIGAZINE
Facebookがオープンソースの無線通信プラットフォーム「OpenCellular」を発表、遠隔地のネットインフラ整備へ - GIGAZINE
Facebookに投稿した写真や「いいね」はどこに保存されているのか? - GIGAZINE
MicrosoftとFacebookがタッグを組んで大西洋を横断する光ファイバー海底ケーブルを敷設する - GIGAZINE
Facebookがトレンドの人力選択を廃止してアルゴリズム完全制御で自動化したとたんにデマ記事を配信してしまう - GIGAZINE
Facebookが今後10年で重要視するのは「人工知能」「VR&ARメガネ端末」「Wi-Fiドローン」 - GIGAZINE
Facebookが8K対応カメラ17台で全周囲死角なしのVR映像を作れる「Surround 360」を発表 - GIGAZINE
・関連コンテンツ