2016年09月05日 09時09分取材

2017年の台北ユニバーシアードをPRする「熊讚Bravo」が可愛すぎ

2020年の東京五輪でメダルを獲得するのは、2017年の台北ユニバーシアード競技大会に出場する選手かもしれません。つい先日に幕を閉じたリオ五輪にて、日本選手団は史上最多41個のメダルを獲得し、列島各地は大いに盛り上がりました。4年後の東京五輪が楽しみになった方も多いはず。であれば、2017年夏のユニバーシアードも要チェックです。

こんにちは、150カ国と13万キロを走った周藤卓也@チャリダーマンです。2年連続2度目となった、2016年7月の台湾訪問。台北市では新しい熊キャラが活躍していました。去年にはいなかった新顔はユニバーシアードのPRキャラでした。

◆ユニバーシアード
ユニバーシアードは学生を対象にしたスポーツの国際総合競技大会で、「学生のためのオリンピック」とも言われ、2年ごとに開催されています。日本では東京、神戸、福岡、札幌(冬季)で開催されたことがあります。

2013年のカザン(ロシア)、2015年の光州(韓国)に続いて、2017年は台北(台湾)で29回目となる夏季ユニバーシアードが開催されます。中国語だと「臺北世界大學運動會」となるようです。「臺北世大運」という略し方もあります。

2017年8月19日開幕の台北ユニバーシアードでは、
・必須競技14種目：陸上、バスケットボール、フェンシング、サッカー、体操、新体操、柔道、卓球、テコンドー、テニス、バレーボール、競泳、飛び込み、水球
・選択競技7種目：アーチェリー、バドミントン、野球、ゴルフ、ローラースケート、重量挙げ、武術
・公開競技1種目：ビリヤード
の、合計22種目で熱戦が繰り広げられます。

◆熊讚Bravo
この台北ユニバーシアードのPRを務めるのが「熊讚Bravo」という熊のキャラクターです。「熊讚（Xióng zàn）」をどう読むべきか悩みます。日本語だと「くまさんブラボー」がしっくりしますが、呼び方がはっきりしません。最初は実習生扱いでしたが、地道な活動が評価され、現在では正式なマスコットとして活動しています。

台北ユニバのPRキャラ、各所に出没 “実習生”からの卒業目指す／台湾 | 社会 | 中央社フォーカス台湾
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201601280002.aspx

台北ユニバ、Coming Soon スポーツ大好き「熊讃ブラボー」出動 | 雜誌 | 聯合新聞網
http://udn.com/news/story/6962/1774142

台北市政府の「(PDF)熊讚小檔案」というページにプロフィールがあります。

台湾の中央山地に野生のタイワンツキノワグマが生息することから、台湾の人は熊キャラが大好き。そのような理由から今回のユニバーシアードにも熊キャラが採用されていました。

常に横顔の「イラスト」と正面の表情もある「着ぐるみ」、この熊讚Bravoには2つの顔がありました。

◆イラスト姿
台北市内を歩いてあちこちで熊讚Bravoのイラストを見かけました。来夏のユニバーシアードを盛り上げるために、各種スポーツをしているイラストです。

野球

ゴルフ

バドミントン

テニス

柔道

武術

重量上げ

競泳

飛び込み

私が見つけたのはこれだけですが、実施される全22種目のイラストがあります。

競賽種類 - 2017臺北世界大學運動會
http://2017.taipei/files/11-1000-98.php

スポーツだけではありません。

ボンボンとウインク

メガホンを両手に。

力こぶ

聖火ランナー

このイラストにも特徴があって、クレヨンしんちゃんやペッパピッグのように常に顔が横を向いていました。

◆着ぐるみ姿
この熊讚Bravoですが、着ぐるみ姿で台北各地のイベントにも出没しています。イラストと違って「虚ろな目をして微妙」という第一印象でしたが、観察すればするほどに可愛いと思えちゃうから不思議。今ではすっかり虜に。熊本のくまモンに倣った活動をやっていました。